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【N012】真空管オーディオフェアに行ってきました。 

本日も、リアルタイムの割り込み記事です。実は、貯金ネタがそろそろ底を尽きます。どうしよう(^^;

タイトル通り、真空管オーディオフェアに行ってきました。
今年で2回目の参加となりますが、やはりこちらは異様です。
何が異様かというと客層です。
2日目(H20.10.05)の朝に駆けつけたのですが、次の画像が、開場前の異様な光景です。

【異様な損保会館前の行列】
N012-1損保会館前の異様な行列.jpg

後期高齢者制度に反対する団体交渉の行列?のごとく、σ(^^)より大先輩の方々が100メートル位の行列を作って待っていました。実際に、皆さんのスピリットが、今の若者など足元にも及ばない程強く、ものすごくエネルギーに溢れるものだという事は認識しています。認識してはいるのですが、第三者から見たこの光景は、そう見えないでしょう。(^^;
加えて実際、昨年の会場でもそうだったんですが、加齢臭に息苦しいのです。(当然、σ(^^)だってその年齢なんですが、σ(^^)は臭いに敏感なので、さすがに、σ(^^)が若手になってしまう年齢層の集団の中では息苦しかった。)

昨年、かみさんと娘を連れて行きましたが、目一杯失敗こきました。
「えーっ、こんなとこに入るの?」「二度と行きたくない。」と言われてしまいました。
当然ですね。(この状況は何とかしないとまずいでしょう)

先日、テレビで放映されていた「未来創造堂」での高橋克典氏(俳優)のオーディオフリークぶりは素晴らしかった。
あの方向のイメージ(ああいうかっこいい人が嵌る大人のホビーだというイメージ)に業界が持って行かないと、この現実は余りに痛い!

正直、σ(^^)もその行列に入るのは、かなり躊躇しました。えっ!俺もこの仲間?って感じで・・・・
どうせ有料化するなら、もっと高くしても、いっそ、そう言うイメージを前提とした会場と設定で、特別意識を煽るような戦略なんてのもありじゃないでしょうか?(勝手なこと言ってますが・・・・・でも何かやらないとまずいでしょう)

日曜の朝なんで、若い人がまだ行動を起こしていないというのもあるかもしれませんが、エネルギーに溢れる若者が、魅力あるイベントを放置するわけがありませんから、はっきり言って彼らには全く魅力がないということですね。
それどころか、昨年の私の家族の意見からすると、既に毛嫌いされているという最悪の状態ですね。
当然、当事者の方々は、日々悪戦苦闘されているのでしょうが、手法が旧態依然としているように感じます。(お目当てのキット屋さんのデモは素晴らしかったんですが・・・・全体の雰囲気が・・・・趣味の世界で後継者問題は無いでしょう?若者が夢や希望を抱くような魅力が無いのか?、伝わってないのか?、はたまた受け入れる側の問題か?、真空管はギターアンプの世界ではメジャーなんだから、若者だって知ってる人は知っているんですからね・・・・・)
このまま草の根にもぐってしまうのでしょうか?寂しいことですね。

それはさて置き、元の話題に。

実は、前日、インターナショナルオーディオショウを早めに切り上げ、秋葉に移動し、オデパソ(お出かけ用ノートPC)関係の買い物を済ませて、翌日の入場で足止めされることを恐れて、損保会館で受付を済ませておきました。
今年も入場料500円、この額の重さ、軽さが・・・・・・止めときましょう。

ともかく、今回のσ(^^)のお目当ては、サンバレーのザ・キット屋さん。
大ファンで、いつも日記に励まされている大橋店主にお会いすることと、何より、12月発売予定のDACを見て、聞くことです。

受付だけを済ませるつもりで行ったのですが、18時にキット屋さんのブースに行ってみると、最後のコマが始まったばかりの様子。幸い席もほんの少し空いていたので、これは参加しないわけにはいきません。

いきなり、ショック!!

音に迷いを感じてしばらくたちますが、また忘れていた部分を突きつけられました。
真空管独特の倍音の空間に包まれながら、予想外の音像のシャープさ。
正に、音場と音像の両立ではないですか!
やはり、この方向の音はたまりません!
純粋に音楽に浸れる、極めて心地よい音楽空間に包まれます。
完全一致の感触ではありませんが、目指す方向の要素がたくさんあることは間違いありません。

この音の土台には、新しいDACが相当貢献していそうです。
これは、発売が待ち遠しい!

なんと言っても、その目白押しのスペックがありがたい。
192k24bitまでのアップサンプリング対応で、ワードシンク入力有、そして何より、真空管バッファ搭載。
更には、USBインタフェースも標準装備、SACD対応は今後オプションで検討と、これでもかという機能です。

しかも、驚くなかれ、予定販売価格が10万円を切っている!!

この装備、この音でこの値段、早く発売してくれ~~~!!

【期待の新DAC】
N012-2待ち焦がれる新型DAC.jpg

実は、数週間前、大橋さんにメールでいくつかしつこくお願いして玉砕していました。
1つは、PCインタフェースとしてi-Linkが追加できないか。
何と、これはメーカーとの打合せにまで乗せていただいたようですが、構成的に再設計から必要となり、開発期間的に不採用となりました。残念。
次に、大橋店主に高精度10MHz外部クロックを是非体験してみてくれというもの。
こちらは、クロック精度の重要性は認識しているが、そこまでのレベルは不要。必要な人は好きにやってと言う回答。
出来れば、一度聞いていただき、感想をもらえたらと思っていたのですが、こちらはあっさり振られました(^^;

とは言え、このデモの音楽を聞かせていただくと、確かに、そんなことどうでも良いでしょと言われるのも納得。
眼前には、十二分に音楽世界が構築されています。
まあ、それ故、余計に高精度10MHz外部クロックを注入した時の音楽世界がどのよう迫って来るかに期待が膨らみました。

デモの後、大橋店主とお話が出来、カタログ落ちしてしまったσ(^^)のサブシステムでの愛器、SV14LBが、ボイシングチャートでどのあたりになるかが確認できて、目的達成。\(^^)/

と言う事で、元々予定していたテーマを前日にクリアしてしまったのですが、翌日は、冒頭のくだりのごとく、朝から再度参加しました。

そこで、改めてキット屋さんのイベントを1コマ完全に参加しました。

【キット屋さんのデモ】
N012-3キット屋デモ.jpg

1曲を2分毎くらいにアンプを切り替えて、比較試聴。
切替と同時に、センターのスクリーンに、現在使用している機器構成が表示されるという大変比較試聴がしやすい仕組みになっています。この切替と配布資料のボイシングチャートを見ながら聞いていると、どの球の構成がどんな傾向の音かが瞬時に比較できて、とても素晴らしいと感じました。おかげで、300Bと845の傾向が何となく分かった気がします。

しかし、一番困ったのは、曲ごとにその曲の良さを伝えるアンプが異なるということ!
順番に聞いていると、キット屋さんのアンプのどれもが、それぞれ得意なソースを持つようで、その魅力を楽しもうとすると、キット屋さんのフルラインナップを全部作らないといけない!
でも、それは無理でしょう。 (^^;

今は、まだ他のチャレンジを優先しますが、いずれは、お気に入りの傾向の強い球のキット作りにもチャレンジしたいですね。
とっておきのお楽しみとして、もうしばらく後に残しておきましょう。(^^;

さて、キット屋さんのデモの後、その他のブースも回ったのですが、今ひとつこれはというのに巡り合わない・・・・と思っていると出会いました。

【FALのフラットスピーカ】
N012-4FAL平面SP.jpg

以前から存在は知っていたんですが、真剣に聞いたのは初めてでした。
素晴らしい解像度と空間表現力。
これもキット屋さんのデモとは音色と求める方向が少し違いますが、音像と音場の両方の再現力に長けたシステムですね。
どちらかというと、HiFi系からのアプローチで、現在の私のシステムの音の傾向と方向性が似ているアプローチだと感じました。
またまた、悩んでしまいます。

こんなに違う音なのに、どちらにも惹かれてしまうというのは、どうしたものかと。(^^; ←欲張り!

それより、一部で有名だそうですが、この名物社長のデモは、何とかならんのでしょうか?
確かに、このスピーカの特徴を明確にする部分を演奏されているのですが、再生時間が短すぎる。
社長が主張したい部分を30秒ほど再生し、次々とCDを変えていく。
さあ、ここからの曲の盛り上がりが利き所!と思っているとブチッと停止。
しかもその連続。
残念ながら、あまりの欲求不満のため、5~6曲のところで堪りかねて出て来てしまいました。(^^;
ターゲットとと思われる紳士がいらっしゃったので、その方向けに特別に再生されていたのかもしれませんが、なんとも残念。
音の片鱗が余りに素晴らしかっただけに、非常に残念です。
また、機会があれば、じっくり聞いて見たいですね。

と言う事で、この欲求不満を解消できないまま、会場を後にして、この後再度インターナショナルオーディオショウの昨日の続きを聞きに行きました。(この結果は昨日レポート済みです。)

印象に残った部分のみをメモしてみましたが、やはり、去年に比べて今年はインパクトに欠けていたような気がするのは私だけでしょうか?
そんな中、キット屋さんのデモは一際光っていたように思います。
若干の欲求不満を残しつつも、何と、今週末はハイエンドオーディオショウです。

今回の不足部分を補ってくれるんじゃないかと、期待一杯です。
今年のσ(^^)のターゲットは、久々に聞くことになりますが、1部屋貸切りでデモする逸品館。
清原さんも、今回かなり入れ込んでおられるようですので、非常に楽しみですね。


さて、今回、2話割り込みでリアルタイムネタをアップしましたが、次回は、SUSANOをねじ伏せたワンダーランドサラウンドシステムに起こった異変についてお伝えします。
真っ黒システムに割って入ってきたのは、過去最大の憧れの君でした。

こうご期待!

デハ(^^)/

コメント

キット屋DAC

初めてお邪魔します。
真空管オーディオフェアは以前一度行きましたが,当時はサンバレーを知らなくて,惜しいことをしました。おっしゃるとおりの年齢層で,将来が危ぶまれます。といいつつ,自分だってトシですけどね。
キット屋DACとデモを体験できたとは羨ましいです。
私も,大橋店主に質問のメールを出した口です。それだけ期待が大きかったということですね。
詳しくは直メールしますね。

おー! toku1209 さん書き込みありがとうございます。

大橋さんは、こだわる人が一杯いて、たくさんメールや電話をもらったとおっしゃってました。

明言はされてませんが、言下には、音楽を感じるのに本当に必要ですか?とおっしゃりたそうに聞こえました。
また、デモの音も無言でそれを表しているかのように聞こえた気がしました。

それでも、σ(^^)は、新DACの効果で解像度や情報量がアップしているのを確認してニヤニヤしてしまいましたが・・・・(^^

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