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【753】100530 ダウントランス比較試聴会@そして何も聞こえなくなった邸:最終話・・・(^^; 

さて、昨日までは、アンプへ供給する電源で、200V⇒100Vのステップダウンを色々入れ換えて聞き比べてきたのですが・・・

今度は、アンプの方は、ノイズゼロトランス(1KVA)に固定して、プレーヤーの方を、色々変えてやってみましょうか?・・・ってことに・・・

で、まずは、SACDプレーヤーで、200V⇒100Vの200VA同士のトランスをということで・・・

【奥:ノイズゼロ(200VA)と、手前:中村製作所(200VA)】
753-01ノイズゼロ(200VA)と中村(200VA).jpg

画奥が、ノイズゼロトランス(200VA)、手前が中村製作所のトランスで2系統あるうちの200VAの方からを聞き比べてみましょう・・・

曲は・・・SACDで、ピンク・フロイドの『狂気』をジャズで演奏したJazz Side of the Moon: Music of Pink Floyd から・・・

【ピンクフロイドをJAZZで】
753-02ピンクフロイドをJazzで.jpg

まずは、ノイズゼロ(200VA)を・・・

ギターが柔らかに・・・サックスは厚く・・・ドラムもシャンと・・・広がりも近さもある?・・・

前、○○さんが来た時にかけたのと、響がぜんぜん違うね・・・壁の補強と「森ポール」と「凛」で響は全然違うからね・・・同じプレーヤーで同じSPなのに・・・

それじゃあ、これを、中村製作所の200VAの口からに変えて・・・

最初の太鼓の鼓動が、少し元気なくなったかな?・・・全体に、中域寄りのエネルギーバランスになったような感じが・・・ほぐれが弱い分、中央付近の厚みがある感じ?・・・

違いはあるけど、微妙な差だなあ・・・

それじゃあ、今度は、ステップダウンじゃなく100V⇒100Vのままで、トランスとクリーン電源を・・・

ってことで、100V⇒100Vのノイズゼロトランスに変えて・・・

ありゃあ・・・冒頭の太鼓の鼓動の音圧が下がった・・・低域の腰が弱った(^^;・・・ほぐれないで、中央方向に縮小した感じ・・・

普段聞かないフュージョン系だと分かり難いのかなあ・・・アンプの時より、差が少ないねえ・・・曲変えようか?とのコメントもあったんですが・・・取り合えすそのままで・・・

お次は、同じく100V⇒100Vで、CSEのクリーン電源(50VA)に変えて・・・

【CSEのクリーン電源(50VA)に変えて】749-06
749-06CSEのクリーン電源.jpg

おお、さすがにこれは変わったなあ!・・・何か良い感じ・・・

低音に厚みが出た・・・細かな音が聞こえ始めた・・・シンバルも澄んだ感じに・・・サックスの厚みは良い感じ・・・エレキギターの伸びも長い・・・太鼓のアタックも明瞭・・・キックドラムも良い感じ・・・ただ、全体に太いというか、滲んでる?・・・前に出てくるが、奥行きがない?・・・

何か良い音してるね!・・・押入れにCSEの整流器って縦長のがあるけど、引っ張り出してこようかな・・・ただ、発熱が凄いのよ・・・

それじゃあ、クラシックだとどうなるのかな?・・・SACDのワーグナーから13トラックを・・・

【ワーグナーを】
753-03ワーグナーを.jpg

おお、SNが高いのか?「シンッ」とした感じが出てるなあ・・・金管の張り出しが凄い・・・コントラバスは、もう一息?・・・

じゃあ、一度ここで、100Vスルーが出来るんで、を聞いてみましょうか・・・

おお!?・・・えらく元気な押し出し感・・・実がある感じ・・・ただ、広がりがなくなって・・・余韻も聞こえない・・・ほぐれが悪いなあ・・・

音の分離が悪いというか・・・団子になってるなあ・・・とのコメントが・・・

それじゃあ、再び、CSE(100V,50VA,50HZ)を通して・・・

ほう!・・・押し出しそのままに、一気に広がって、ほぐれだした・・・ステージの背景音も聞こえる感じ・・・

今度は、再びノイズゼロトランス(100V,200VA)で・・・

広がりは同じ感じ・・・ステージも近い感じ・・・音の滑らかさが自然な感じに・・・

ホルンやトランペットが、クリーン電源の方がちゃんと聞こえるな・・・とのコメントも・・・

じゃあ、今度は、200V⇒100Vのノイズゼロトランスで・・・

う~ん、少し深みが増したというか・・・余裕が出たというか・・・

トランスの方が、滑らかでゆったりと聞こえる・・・CSEは、粒子感があって微細に聞き分けられるけど・・・疲れそう・・・(^^;

ってわけで、この後、色々なCD,SACDを聞かせていただいて、色んなノウハウや、なるほど、そうなんですかってお話もたくさん聞かせていただいたんですが・・・

一応、トランスの聞き比べとしては、これにて終了ということで・・・・ここまでに・・・

いやはや、ホンとに貴重な経験をさせていただきました・・・お陰さまで、何となく、それぞれの傾向がおぼろげに感じられた感じがします・・・

それにしても、やはりと言うか、凄く変わるもんですねえ・・・(^^;

そして何も聞こえなくなったさん、今回も、長時間、ホンとに色々聞かせていただいて、ありがとうございましたm(_ _)m

是非、また遊んでやって下さいね!(^^;

デハ(^^)/~


※ちなみに、持ち込んだ鉄箱入り単巻きトランスですが・・・今回の聞き比べで、ストレートなエネルギー感と高域の抜け不足という性質と、結果的に200V⇒100Vの機能が中心だということを実体験させていただいた訳ですが・・・2ヵ月後に、その真の役割と実力を体験することに・・・
このお話は、またいずれ・・・(インシュ等も踏まえた、使いこなし・・・奥深いですねえ(^^;)

コメント

Mt.T2さん、大変熱のこもった試聴記、有難うございました、お疲れ様でした。

トランスで一次側と二次側を絶縁してクリーンにすることの効果は、試聴記からよく分かりました。

もうひとつのトランスの機能は電圧変換機能でして、200Vを100Vに落とすことにより、力強い200V電源が使えることです。単巻きトランスの価値はその一点にあるわけです。この場合、一次側と二次側を絶縁するとクリーンにはなるけれど、瞬発力はかえって低下するので、両者のどちらを重視するかで、複巻きか単巻きかを選ぶとよいですね。

私も試しに、単巻きトランスを使ってみたくなりました。できたらRコア・タイプを使ってみたいですね。

そして何も聞こえなくなったさん、長々とお付き合いいただいてありがとうございますm(_ _)m

電源の重要性と、オーディオならではの実体験と、理屈と感覚のすり合わせの必要性を再認識しました。
残念ながら、まだまだ理屈の部分が追いついておりませんが、200Vの効果とトランスの構造と効果についてのおぼろげな基礎体験ができたと思っております。この機会を与えていただいた、そして何も聞こえなくなったさんいは、感謝・感謝ですm(_ _)m

本文最後の追記にある通り、単巻きトランスは効率(エネルギー感)を落とさず200Vを100Vに落とすことが目的で、クリーンにするためのアイソレーションをパワーエッジというタップで行うと言うのがこのトランスを使う目的だったようです・・・しかもその両方を金属系スパイクインシュで振動処理することで、驚くほどの効果が・・・これにはホンとにビックリしました・・・こんなに潜在能力を眠らせていたのかと・・・

が・・・それも、田舎の元々クリーンな電源で、おまけにほぼマイ電柱の環境とは・・・そんなギャップに少し打ちひしがれてる今日、この頃・・・(^^;

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