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【444】090801 O氏邸再訪問(5)金田式真空管DACとオルフェウス-2 

金田式真空管DACとオルフェウス・・・どちらも、これまで私の体験して来た機器と比べると異次元じゃないの?・・・正直、反則!(^^;

っていう感覚なんですが・・・おそらく、Oさんも、OGさんもそのレベルが前提だと思うんですが、その音の根拠を語り合い始められました・・・

内容は、σ(^^)私には深すぎて(^^;・・・理解しきれないのですが、σ(^^)私の知識のレベルにとっても、非常に興味深いお話で・・・耳がダンボになって聞いていました・・・

それに加えて、面白かったのが、お互いが相手の拘りどころを分かりつつ、それぞれに拘りの部分について、考えを述べられるという大人の対応の中・・・次第にお互いの共通認識部分が出来上がっていき・・・お互いが同じ土台に立った上で、大事な部分を確認し合い、更には、今後の展望や、どんな風に、何を楽しんでいくか・・・そんな濃く、レベルの高いお話が積み重ねられていったこと・・・

いやあ、勉強になりました!・・・日頃やり取りされている話題の成り立ちが分かり、おまけに話題の基準が補正?校正?され、新たな土台の上で積み重ね合われると・・・新たなステップに踏み込める・・・凄い!(^^;

そのままをここには書けないので、無知で未熟なσ(^^)私が受け取った部分だけを・・・ただし、お馬鹿なσ(^^)私の解釈なんで、大元のお話の真意とは違っててもご容赦を・・・m(_ _)m

先ず、出だしは・・・オルフェウスのデジタル段の回路の特徴・・・金田式真空管DACの音の構成背景の推測・・・デジフィルの重要性とアナログ段の通常の弱点と金田式真空管DACの優位的特長・・・なんてお話だった

オペアンプの弱点は、±15Vと言う制約・・・これでは、ダイナミックレンジは低いんじゃないか?と言う話・・・

オルフェウスのダイナミックレンジは、超・高品位でハイスピード、追従性の非常に高いスイッチング電源のお陰で、ドンと出して、スッと引くという出し方をしている・・・

チップの特性として・・・例えば、バーブラウンの1794は、9Vを基準に±9Vの振り幅になっているが、通常のオペアンプは、これに追従仕切れていないようだ・・・
つい最近聞かせていただいた金田式の石で構成したDACでは、電圧の実行値を特殊にして、振り幅をトータル60Vと、大きく上げている・・・更にこれをこの真空管DACでは、トータル210Vの振り幅を確保している・・・
オーディオ再生では、機器の中を流れる交流信号が音の波になるわけで・・・そこをきちんと再現するには、電圧の振り幅が重要なポイントであると考えている・・・
だから、素子の制限はあるが、電圧が上げられるなら、素子の側で上げた方が音に生気が生まれてくる・・・
ネックは、オペアンプ・・・一般的に言うと、限界がある・・・

やはり、出力段のアナログ回路には、良い物を使うことが重要・・・同時に、デジタル段との同居のさせ方が重要・・・

アナログ段をしっかり作っているオーディオ機器は、意外に少ない・・・アナログ部分にどうやって力を入れるかが、1つの鍵・・・出力段が、オペアンプだとどうしても限界が感じられる・・・

結局、最後はアナログに変換しないと音にならないので・・・とは言え、この話を遡ると・・・そこはデジタル部とアナログ部の分担を明確にした上で、考えていかないと拙い・・・

FF400でも使われているDACチップは、電圧出力型・・・バーブラウンのチップは電流出力型・・・経験的には電流出力型の方が良いようだ・・・

電流出力型は、IV段で、抵抗で電圧に変える・・・だからこの抵抗の質は重要で、合わせてデジタル部との関係で、取り回しが難しい・・・

結局、DAC出力につけるアナログ段は、プリアンプをつけているのと同じだから、その部分の出来が音を大きく左右する・・・

一方で、32ビットチップなどビット幅が話題に上るが、実際には、きちんと16ビットですら確保できているところは少なく、非常に難しい・・・増してや24ビットなんて・・・理論的にはともかくとして・・・
そんな状況の中、専門家は、DACチップの複数使いは、もし他のスペックでカバーできるなら、できればやめたほうが良いと言う人もいるし・・・逆に、デュアルのほうが良いという人もいる・・・
ダイナミックレンジを広げると言う点から見れば、モノラル使いで差動にしたほうが数値上は良いようだ・・・しかし、それは理論的な話で、それを実現するには基板設計段階から群遅延までも含めた検討が必要となる・・・
まあ、実際には出た音で判断するしかないわけだが・・・(^^;

そんな中、重要なのはクロック・・・これまでの実地検証では、クロックを上流に入れるか、下流に入れるかも試したが、DACに入っていれば、あまり大きな違いは無いという結果だった・・・
専門家たちに聞くと、それぞれの所に分周回路を前提とせず、それに適合したクロックを入れてくれとの結論だそうで、倍率が単純な倍数となることが重要で、その配慮をしたクロックを、それぞれの直近に入れると言うのが良いらしい・・・(^^;
実際には、効果の高いルビジウムでも、PLL回路はたくさん入っていることから、割り切れない邸倍や分周は避ける・・・(ASRC、非同期でアップサンプリングやダウンコンバートをしちゃいけない)

更に、結局突き詰めていくと、問題はソース側に及び・・・元のデータを如何に高品位にハイレゾのままにするかが重要で、更に言うと、その上でソースの質、録音時の質が重要という事が分かる・・・
いくらハイレゾでも、元が悪かったり、元がよくても訳の分かってないエンジニアにリマスターされると、酷い結果に・・・(^^;

結局そうすると、今出ているソースのマスターをそのままデータ変換して配信して欲しいってことに・・・
そんな事が、果たして生きてるうちにで実現されるか?・・・ダウンロードは出来る環境が出始めているが、まだまだ本当のハイレゾではない・・・

そうすると、現実味をおびてくるのがコイツ・・・

果たして何なのか?・・・(^^;

という事で、いつものごとく、余り期待せずに、お楽しみに!

デハ(^^)/

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