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【3908】190427-29 アナログマジックのデモ~調整へ(実践4)・・・(^^; 

さて、アナログマジック(AnalogMagik)の調整ツールの実践編もいよいよ最後・・・残るは2項目となりました・・・(^^;

ここまでの調整では、カートリッジの左右の傾きを計測するアジマスの結果に応じ、シェルの傾きの調整が非常に微妙で手間取ること・・・

カートリッジの針の角度を計測するVTA(垂直トラッキング角)の調整・・・つまりは、トーンアームの支点の高さを上下して調整を行うのは、これまた極めて微妙な調整が必要で・・・

いずれの場合も、その加減が難しく・・・そもそも、何も変更せずに測定しても、微妙に測定結果が変わる中・・・平均的に数値がよくなるポイントへ調整して行くのは、根気とある程度の割り切りが必要な作業かと・・・(^^;

一方、自作ピュアストレートアームと一般的なS字やJ字アームとの違いに興味のあったアンチスケーティング力の測定では、今回の試用期間では、その有意な差を見い出すに至らず・・・ピュアストレートでも気にすることはないのか?と思いつつも・・・本来なら、もう少し追い込んで調整の効果?を確認したいところ・・・

それから・・・本日のつづきの結果も合わせて一番の問題?と思われるテーマに・・・

で、つぎの測定は・・・Resonance(システム全体の共振値)で・・・8Hzくらいから35Hzくらいまでの信号をスイープし、カートリッジ、トーンアーム、ウェイトなどの共振ポイントを測定する項目で・・・マニュアルでは基準値は、8Hz~12Hzとのこと・・・

ということで、B-5トラックを再生して計測した結果は・・・

【ピュアストレート系のResonance】
3908-01purestraight_mc5-resonance-2.jpg

なんと・・・再生信号の数Hz小さい値で、信号のスイープに応じてどんどん高い値へと・・・画像の下のグラフが、適性ならピークが8Hz~12Hzに合って、全体にグラフが水平になるはずなんですが・・・どんどんリニアに上がっていくと言う特異な結果に・・・

ならばと、SAECのアーム系でも計測してみたんですが・・・

【SAECのアーム系のResonance】
3908-02we308_mc5-resonance-3.jpg

なんと、こちらもほぼ同様に、リニアに上がっていく結果に・・・(@@;

ちなみに・・・後日拙宅音会にてSMEのアーム系でも測定しましたが、やはり同様の結果で・・・結果の数値では、異常?ともとれる結果に・・・

で、その後の考察としては・・・そもそも拙作プレーヤー本体に致命的な欠点がああるのか?・・・アームの支点がいずれもワンポイントかナイフエッジで、リジッドな構造だから?オイルダンプやゴムブッシュ入りのベアリング支持のアームとは違うのか?・・・あるいは、今回測定に使ったカートリッジは、いずれも針部分のモジュールを差し込むタイプなので、それゆえ共振が盛大で?数値がリニアに上がっていくのか?と・・・

ま、測定・解析方法が不明なので、その原因を特定するには至りませんが・・・何らかの問題?がある可能性があるのは間違いなさそうで・・・(滝汗

ま、そう思って振り返ると・・・信号スペクトラムの暗騒音が高めだったり・・・全体に滲んだり膨らんだりしているような印象も、アームやカートリッジの特徴とも関連しているのかも知れない?と言う懸念も・・・(汗

で、おつぎの測定・・・最後はVTF(トラッキング力・針圧)の測定項目で・・・こちらはB-1トラックの7KHzの信号と、B-2トラックの300Hzの信号を再生して計測し・・・THD%が最小となるように針圧を調整すると言うもの・・・

【7KHzの調整前】         【7KHzの調整後】
3908-03purestraight_mc5-VTF-7k.jpg 3908-04purestraight_mc5-VTF-7k-after.jpg

【300Hzの調整前】         【300Hzの調整後】
3908-05purestraight_mc5-VTF-300.jpg 3908-06purestraight_mc5-VTF-300-after.jpg

で、上記の画像が、ピュアストレート系で測定(左)して針圧調整で最小値(右)にした画像で・・・厳密には、針圧を変えると、針の盤への角度も変わるので、再びVTFもやり直す必要があるってことで・・・(滝汗

って、実際には、それぞれの調整項目の調整後には、他の項目への影響もあるため・・・何度か調整して・・・最終的に平均的?トータル?に値を向上させる必要があるってことで・・・

ま、測定数値の不安定さもあり・・・調整の微妙さ?難しさもあり・・・いかにいい塩梅のところで割り切るか?も重要?・・・(^^;

ということで・・・基本的な測定と、ある程度の調整をしてみたわけですが・・・実際にレコードを聞いて、その調整成果が明確に現れたか?ってことですが・・・

さすがに、ワンサイクルだけでも調整に1時間余りかかるので、前の音を覚えていない?・・・それに調整したという心理的バイアスも働いてプラシーボとなるので、どうにも明言が難しいのですが・・・若干ピントが合い、僅かに解像度が高くなり見通しと広がりも増した・・・ような気がする・・・って感じで・・・(滝汗

ただ、大きな間違い、致命的な欠点があるかどうか?と言うことが数値で分かると言うことの安心感は非常に大きい・・・(^^;

できれば、アンチスケートの効果やResonanceの原因がもう少し明確に出来ればと思いつつ・・・この貴重な機会をいただいたASCさんと酒仙坊さんに大感謝です・・・m(_ _)m

ってわけで、いよいよ拙宅音会準備が出来た?・・・なんですが・・・実は、ゴールデンウィーク・・・例年のイベントがこの翌日にありまして・・・(^^;

次回は、まずそちらのイベント・・・お宅訪問の話へ・・・

ま、いつものように、余り期待せずに、お楽しみに!

デハ ^^)/~

コメント

詳細なテストのご報告ありがとうございました。

短い日程の中、詳細なテストの結果のご報告、ありがとうございました。どれか一つの項目の調整を単独で追い込めるものではなく、総合的に関連する項目を調整することが必要なようですね。
当方でやってみて分かったことは、これまで、単純にアームの水平度やカートリッジ本体の垂直度で調整してきたことが十分でなく、あくまで針のグルーブへの接触で考えなければならないこと、カートリッジのシェルへの取り付けもただ強く締めればいいだけのことではないということなどです。
いずれにせよ、早急に成果を求めることは困難にしても、足もとを見直す良い機会にはなりそうです。その意味で、アナログマジックの画面の注釈やおのおのの測定のVideo Tutorialを調べ直して理解を深めることが必要なようです。 
ANALOGMAGIK SOFTWARE TEST FUNCTIONS & TUTORIALS
https://www.analogmagik.com/turntable-setup

こんにちは。
ピュアストレートアームのスケーティングについて此処に説明を書いてみましたので、お時間があれば読んで頂ければと思います。
https://blogs.yahoo.co.jp/milonhit/29896834.html

Re: 詳細なテストのご報告ありがとうございました。

酒仙坊さん、今回も貴重な機会をいただき大変ありがとうございましたm(_ _)m
今回、さわりだけの体験試用でしたが、仰る通り調整を追い込んだ時のポテンシャルに触れるまでには行きませんでしたが、正常性の再確認の機会になったと同時に、課題の明確化の機会になりました。
milonさんからの説明にあるオフセットアームとピュアストレートアームのアンチスケーティング力の違いや、振動値、共振ポイントに関連する結果が基準値から外れている原因解明が、追試課題として明確になりました・・・(^^;
この辺りを、この後与えて頂く追試の機会に何らかの進展が得られればと期待しております・・・
また、アームの修理で先の調整状態が一端リセットされましたので、今一度再生音への調整効果も確認したいと考えております・・・(^^;
いつものごとく、しばらくしてのおさらいになると思いますが、ひきつづきご指導、よろしくお願いしますm(_ _)m

milonさん、情報提供、大変ありがとうございますm(_ _)m
いわゆるインサイドフォースとアンチスケーティングが、ピュアストレートアームとオフセットアームでどのような振る舞いになるかを再確認しました・・・(汗
今回の試用では、時間的に確認できるレベルの結果が得られなかったので、充分なおさらいが出来ませんでしたが、酒仙坊さんより追試の機会をいただけそうなので、また改めてチャレンジしたいと思っています(^^;
今回は、アンチスケーティングのテスト信号がトラック6と最内周のみのため、明示的な結果が得られるかが分からなかったのと・・・このツールでの測定結果上で、どのような値が出るはずなのかが分からなくて・・・(滝汗
追試の機会には、オフセットアームのアンチスケート未設定と設定の結果の違いとピュアストレートアームでの結果を比較し、想定される結果となるか?(左右の音圧差とその値が予想通りになるか?)を確認できればと思っています・・・(^^;

ストレートアーム

FIDELIXの0 SideForceアームは、アーム更新の候補としていますので、FIDELIXの主張は、興味深く思っていました。現在は、J字アームとS字アームですが、あまり深く考えずに、ストレートアームも使っていました。
小生の専門であった分野では、新しい測定機器で新しい知見がえられると定説が覆ることは普通のことです。Mt.T2さんのテストで、常識が変われば、面白いと思っています。

Re: ストレートアーム

酒仙坊さん、コメントありがとうございますm(_ _)m
ピュアストレートアームの動作については、先のmilonさんの記事やFIDELIXさんのサイトで説明されていますので、おおよそ振る舞いは理解しているつもりなんですが・・・実際、数値や音で、どのように出るのか?出ないのか?を試せればと考えています(^^;
ただ、測定信号がトラック6の最内周なので、差異が出るかどうか?・・・VTF用の信号がトラック2にありますが、これが代用出来れば、外周と内周の値が確認できるかも?との期待も持っています(^^;
結局、何の裏付けにもならないかもしれませんが・・・(滝汗

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