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【3156】170218 audio-technicaのAT-ART1000を聞きに?(後編)・・・(^^;
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いやいや、比較試聴ならあっさりサラッと感想を書いて終わりのつもりだったのですが・・・初めて山之内さんのデモ体験なので・・・ついこまごまとおさらいしてたら、長くなっちゃいまして・・・(滝汗
ま、ちょっとがんばって続きを行きましょう!・・・(^^;
と言うことで・・・サムシングエルスを聞いて、ダイレクトパワー方式ならではの効果があると言うポイントを解説いただいて・・・おつぎは更に年代の新しいレコードでと・・・
61年か60年の録音・・・ケルテス指揮で、新世界から・・・数年前にエソテリックが出した盤で・・・オークションでは恐るべき価格になっていますが、今日は3楽章を聞いてもらいます・・・ハンガリーの指揮者だとゲオルグ・ショルティと言う有名な識者がいますが・・・このショルティの演奏にも少し似た、非常にストレートと言うかキレのいい演奏で・・・音の性質もそうですし、演奏のテンポ感やリズムのキレも大変にいいです・・・今日は、3楽章冒頭のキレの良さを聞いてもらいますと・・・
ほう、なるほど・・・克明、鮮明で結構ソリッドな感じですね・・・ただ、クラシック素人なのでσ(^^)私的には、ちょっぴり高域寄りな硬いエッジの強い感じが、機材やカートリッジによるものなのか?・・・σ(^^)私の先入観のエソテリックの音作りなのか?分かりませんが・・・
と、再生を終わって、山之内さんから・・・何故この盤が人気があるのか、これを聞くと直ぐ分かりますよね?・・・非常にオケが上手いです・・・こんなにウィンフィルがキレのいい演奏をするのは・・・語弊があるかも知れませんが、今のウィンフィルより上手いんじゃないかと思うくらいに演奏が素晴らしいです・・・で、それをデッカの録音チームが、出来る限りの工夫と智恵を導入して、ここまでのセパレーションとクリアな音で・・・3楽章頭のティンパニーなんて、こういう音で録るのが理想だと思うんですけど・・・それがそのまま入っている音が出て来た感じがしますと・・・
このソナスファベールのSPは、以前のソナスファベールに比べると、低音がキレが大分よくなっていて、現代の要請に合っているのかなと思います・・・エレクタアマトールを10年以上使っていてもの凄くその音が好きで・・・弦楽器が綺麗だし声も滑らかで、当時聞いた中ではベストだと思っていたんですが・・・唯一の不満が、低音が少しゆったり目だったので・・・その克服すべき点を現代のソナスファベールはクリアしてきたし・・・サイズ的にはクレモナの後継になるかと・・・クレモナの方がもう少ししっとりした音でしたが・・・今回のオリンピカもなかなかいい纏まり方だと思いますし・・・今日はじめて1000番と組み合わせて聞きましたが、予想より相性の良さ、纏まりの良さが感じられましたと・・・
でつぎは、60年代のポップスからビートルズのラバーソウルを・・・
ビートルズはハイレゾ等も出ていますが、レコードで聞くのが一番しっくり来るというか・・・レコードで出るのを想定してマスタリングしているので、この時代の音源は、レコードで聞いた時に本来のバランスや音色が出てくるのが理想だと思うんですが・・・なかなかそれを引き出すのが簡単ではなくて・・・これくらいハイエンドになると問題ないですが・・・なかなかミドルクラスでいいプレーヤーがなくて・・・昨年テクニクスから出たプレーヤーも大分よくなって来たけれど、上も出して欲しい・・・ハイエンドのSP10MK3の後継機のようなフラッグシップをと・・・その次には下位機種も出して欲しいと言っている・・・アナログの再生環境も再び変わって来ていると・・・で、ラバーソウルを再生・・・
ああ、なるほど・・・やっぱりこのシステムが結構、キレや解像感をしっかり出してるような気がして来ました・・・σ(^^)私の知る印象からすると、カートリッジと言うか音源に近いところからその傾向にあるような気が・・・
と、山之内さんからは・・・当時のステレオはかなり明確に左右に振り分けていて、今聞くともう少し真ん中にボーカルをしっかり定位させよって思いますが・・・これが当時の音の作り方なのでしょうがないですね・・・もう一つはこの発電方式のセパレーションがいいのもあると
で、次は・・・そのあたりから現代のように音場の空間の広がりや3次元の奥行きを意識した収録は難しかったと思うが、それを強くアピールし始めた頃の有名な録音・・・
アメリカのテラークレーベルでチャイコフスキーの交響曲4番の4楽章を・・・
これは楽器の定位やステージの奥行き感がよく録れている代表格で・・・マゼール指揮クリーブランド管弦楽団の演奏で79年の録音で・・・4楽章のホルンやトロンボーンの実在感や押し出しの強さ、迫力を聞いていただきたいと思いますと・・・
なるほど、でも、テラークのCDとかの印象より滑らかで色彩も豊かに感じますね・・・
と山之内さんから・・・このオケの演奏は非常によく揃ってます・・・このレーベルの録音は空間がよく録れていて、最内周でもこれだけのダイナミックレンジが出せる・・・空芯コイルで心配される低音も十分でと・・・
で、次は更に10年ほど飛ばして2000年頃に出たジェニファーウォーンズのレコードでThe Whellからナイチンゲールを33回転盤で・・・
うん、元はデジタル録音?でしょうけど、アナログ的な滑らかさと柔らかさがあって・・・CDで感じるエッジのキツさをあまり感じませんね・・・
最後は、ベルリンフィルのホールの上の調整室にノイマンのカッティングマシーンを持ち込んでダイレクトカッティングで録音し、プレスしたレコードを・・・2本のマイクで録ってどこにもデジタルの入っていない録音で、と・・・マイクの位置からも前の弦楽器が強く録れますが、ファーストバイオリンの力強さと切れの良さが素晴らしい・・・ラトル・ベルリンフィルでブラームスの交響曲1番の4楽章の途中から・・・
お、ワンポイントらしい纏まりのある空間再現で・・・アナログらしく刺々しさのない音色ですが、演奏のキレというか緊張感が感じられる?・・・(^^;
と山之内さんから・・・ダイレクトカッティングでなければ、木管とか一部編集するだろうところもありますが、そんなことはいい、このライブの緊張感を刻むんだと言う意図でCDは出さないそうで・・・デジタル録音とは違う別のアプローチで・・・今後こういうアプローチも増えると思う・・・そう言うレコードの再生にこのカートリッジの発電方式は、どこか通じるところがあると・・・
ってわけで、最後少々駆け足になっちゃいましたが・・・こういう試聴会でした・・・
で、あすは?・・・息継ぎネタを・・・(滝瀬
と言うことで、いつものように、余り期待せずに、お楽しみに!
デハ ^^)/
ま、ちょっとがんばって続きを行きましょう!・・・(^^;
と言うことで・・・サムシングエルスを聞いて、ダイレクトパワー方式ならではの効果があると言うポイントを解説いただいて・・・おつぎは更に年代の新しいレコードでと・・・
61年か60年の録音・・・ケルテス指揮で、新世界から・・・数年前にエソテリックが出した盤で・・・オークションでは恐るべき価格になっていますが、今日は3楽章を聞いてもらいます・・・ハンガリーの指揮者だとゲオルグ・ショルティと言う有名な識者がいますが・・・このショルティの演奏にも少し似た、非常にストレートと言うかキレのいい演奏で・・・音の性質もそうですし、演奏のテンポ感やリズムのキレも大変にいいです・・・今日は、3楽章冒頭のキレの良さを聞いてもらいますと・・・
ほう、なるほど・・・克明、鮮明で結構ソリッドな感じですね・・・ただ、クラシック素人なのでσ(^^)私的には、ちょっぴり高域寄りな硬いエッジの強い感じが、機材やカートリッジによるものなのか?・・・σ(^^)私の先入観のエソテリックの音作りなのか?分かりませんが・・・
と、再生を終わって、山之内さんから・・・何故この盤が人気があるのか、これを聞くと直ぐ分かりますよね?・・・非常にオケが上手いです・・・こんなにウィンフィルがキレのいい演奏をするのは・・・語弊があるかも知れませんが、今のウィンフィルより上手いんじゃないかと思うくらいに演奏が素晴らしいです・・・で、それをデッカの録音チームが、出来る限りの工夫と智恵を導入して、ここまでのセパレーションとクリアな音で・・・3楽章頭のティンパニーなんて、こういう音で録るのが理想だと思うんですけど・・・それがそのまま入っている音が出て来た感じがしますと・・・
このソナスファベールのSPは、以前のソナスファベールに比べると、低音がキレが大分よくなっていて、現代の要請に合っているのかなと思います・・・エレクタアマトールを10年以上使っていてもの凄くその音が好きで・・・弦楽器が綺麗だし声も滑らかで、当時聞いた中ではベストだと思っていたんですが・・・唯一の不満が、低音が少しゆったり目だったので・・・その克服すべき点を現代のソナスファベールはクリアしてきたし・・・サイズ的にはクレモナの後継になるかと・・・クレモナの方がもう少ししっとりした音でしたが・・・今回のオリンピカもなかなかいい纏まり方だと思いますし・・・今日はじめて1000番と組み合わせて聞きましたが、予想より相性の良さ、纏まりの良さが感じられましたと・・・
でつぎは、60年代のポップスからビートルズのラバーソウルを・・・
ビートルズはハイレゾ等も出ていますが、レコードで聞くのが一番しっくり来るというか・・・レコードで出るのを想定してマスタリングしているので、この時代の音源は、レコードで聞いた時に本来のバランスや音色が出てくるのが理想だと思うんですが・・・なかなかそれを引き出すのが簡単ではなくて・・・これくらいハイエンドになると問題ないですが・・・なかなかミドルクラスでいいプレーヤーがなくて・・・昨年テクニクスから出たプレーヤーも大分よくなって来たけれど、上も出して欲しい・・・ハイエンドのSP10MK3の後継機のようなフラッグシップをと・・・その次には下位機種も出して欲しいと言っている・・・アナログの再生環境も再び変わって来ていると・・・で、ラバーソウルを再生・・・
ああ、なるほど・・・やっぱりこのシステムが結構、キレや解像感をしっかり出してるような気がして来ました・・・σ(^^)私の知る印象からすると、カートリッジと言うか音源に近いところからその傾向にあるような気が・・・
と、山之内さんからは・・・当時のステレオはかなり明確に左右に振り分けていて、今聞くともう少し真ん中にボーカルをしっかり定位させよって思いますが・・・これが当時の音の作り方なのでしょうがないですね・・・もう一つはこの発電方式のセパレーションがいいのもあると
で、次は・・・そのあたりから現代のように音場の空間の広がりや3次元の奥行きを意識した収録は難しかったと思うが、それを強くアピールし始めた頃の有名な録音・・・
アメリカのテラークレーベルでチャイコフスキーの交響曲4番の4楽章を・・・
これは楽器の定位やステージの奥行き感がよく録れている代表格で・・・マゼール指揮クリーブランド管弦楽団の演奏で79年の録音で・・・4楽章のホルンやトロンボーンの実在感や押し出しの強さ、迫力を聞いていただきたいと思いますと・・・
なるほど、でも、テラークのCDとかの印象より滑らかで色彩も豊かに感じますね・・・
と山之内さんから・・・このオケの演奏は非常によく揃ってます・・・このレーベルの録音は空間がよく録れていて、最内周でもこれだけのダイナミックレンジが出せる・・・空芯コイルで心配される低音も十分でと・・・
で、次は更に10年ほど飛ばして2000年頃に出たジェニファーウォーンズのレコードでThe Whellからナイチンゲールを33回転盤で・・・
うん、元はデジタル録音?でしょうけど、アナログ的な滑らかさと柔らかさがあって・・・CDで感じるエッジのキツさをあまり感じませんね・・・
最後は、ベルリンフィルのホールの上の調整室にノイマンのカッティングマシーンを持ち込んでダイレクトカッティングで録音し、プレスしたレコードを・・・2本のマイクで録ってどこにもデジタルの入っていない録音で、と・・・マイクの位置からも前の弦楽器が強く録れますが、ファーストバイオリンの力強さと切れの良さが素晴らしい・・・ラトル・ベルリンフィルでブラームスの交響曲1番の4楽章の途中から・・・
お、ワンポイントらしい纏まりのある空間再現で・・・アナログらしく刺々しさのない音色ですが、演奏のキレというか緊張感が感じられる?・・・(^^;
と山之内さんから・・・ダイレクトカッティングでなければ、木管とか一部編集するだろうところもありますが、そんなことはいい、このライブの緊張感を刻むんだと言う意図でCDは出さないそうで・・・デジタル録音とは違う別のアプローチで・・・今後こういうアプローチも増えると思う・・・そう言うレコードの再生にこのカートリッジの発電方式は、どこか通じるところがあると・・・
ってわけで、最後少々駆け足になっちゃいましたが・・・こういう試聴会でした・・・
で、あすは?・・・息継ぎネタを・・・(滝瀬
と言うことで、いつものように、余り期待せずに、お楽しみに!
デハ ^^)/
- [2017/03/29 07:00]
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オーディオテクニカ試聴会
Mt.T2さんとは時間違いでしたが、オーディオテクニカ試聴会に行きました。
かけられた盤にリマスター盤が多かったせいか、もう一つしっくりしませんでした。特に、ESOTERICのリマスター盤は、カートリッジが優秀である分、リマスターのセンスがかえって目立ったように感じました。チャイコフスキーの4番のTELARC盤は、音のクリアーさやハイスピード感、立体感がよく出ていました。さらに録音年代が下って、オペラのデュエットになるとディジタル録音であることが分かるような再生でした。今話題のベルリンフィルのブラームス1番のダイレクトカッテイング盤は、フレッシュな印象の反面、ミキシングでの劣化をさけるための2本のマイクセッテイングで、音響効果の優秀なワインヤードの大ホールの全容を捉えるには、日常的にベルリンフィルのディジタルコンサートホールを鑑賞しているだけに少し物足りない印象もありました。総じて、盤の成り立ちや録音条件を良く表していたと思います。
カートリッジの負荷インピーダンスの調整やイコライザーカーブの最適化など、条件や盤を替えてこのカートリッジの真価を知りたいと思います。
かけられた盤にリマスター盤が多かったせいか、もう一つしっくりしませんでした。特に、ESOTERICのリマスター盤は、カートリッジが優秀である分、リマスターのセンスがかえって目立ったように感じました。チャイコフスキーの4番のTELARC盤は、音のクリアーさやハイスピード感、立体感がよく出ていました。さらに録音年代が下って、オペラのデュエットになるとディジタル録音であることが分かるような再生でした。今話題のベルリンフィルのブラームス1番のダイレクトカッテイング盤は、フレッシュな印象の反面、ミキシングでの劣化をさけるための2本のマイクセッテイングで、音響効果の優秀なワインヤードの大ホールの全容を捉えるには、日常的にベルリンフィルのディジタルコンサートホールを鑑賞しているだけに少し物足りない印象もありました。総じて、盤の成り立ちや録音条件を良く表していたと思います。
カートリッジの負荷インピーダンスの調整やイコライザーカーブの最適化など、条件や盤を替えてこのカートリッジの真価を知りたいと思います。
Re: オーディオテクニカ試聴会
酒仙坊さん、貴重な試聴レポートをありがとうございますm(_ _)m
やはり、σ(^^)私の感じた違和感はマスタリングによるところが大きいようですね・・・その辺りからも、このカートリッジはその違いを明確に出すポテンシャルを持っていると言うことで・・・確かに一度じっくり聞いてみたいところですが、この価格帯の製品は、今後もσ(^^)私には・・・(滝汗
やはり、σ(^^)私の感じた違和感はマスタリングによるところが大きいようですね・・・その辺りからも、このカートリッジはその違いを明確に出すポテンシャルを持っていると言うことで・・・確かに一度じっくり聞いてみたいところですが、この価格帯の製品は、今後もσ(^^)私には・・・(滝汗
ラバーソウルのステレオ盤ですよね?
ラバーソウルのモノラル盤の英盤ファーストプレスは大変貴重なコレクターズアイテムですが、実はステレオの英盤ファーストプレスもなかなか良盤がないのが現状です。一方、日本盤のファーストプレスもそれほど悪くはありません。再発はどこも再発の音しかしませんしね。で、どういう盤をかけての評価なんでしょうねぇ?
ラバーソウルのモノラル盤の英盤ファーストプレスは大変貴重なコレクターズアイテムですが、実はステレオの英盤ファーストプレスもなかなか良盤がないのが現状です。一方、日本盤のファーストプレスもそれほど悪くはありません。再発はどこも再発の音しかしませんしね。で、どういう盤をかけての評価なんでしょうねぇ?
おっと、Gabachoさん、コメントありがとうございます!
確か、最初に買った盤は傷だらけになったので、80年代に買い直した盤(確かBOXで)と仰ってたような気がするのですが・・・
すみませんm(_ _)m・・・出自をはっきり確認してませんで・・・(滝汗
確か、最初に買った盤は傷だらけになったので、80年代に買い直した盤(確かBOXで)と仰ってたような気がするのですが・・・
すみませんm(_ _)m・・・出自をはっきり確認してませんで・・・(滝汗
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