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【3155】170218 audio-technicaのAT-ART1000を聞きに?(中編)・・・(^^; 

さて、アナログ三昧なσ(^^)私的に、最も興味を持って期待しているのが・・・カートリッジの最新技術動向・・・(^^;

なんと言っても、音楽情報の一番入り口の部分ですし・・・デジタルと違って、素人のσ(^^)私でもその機構の効果が分かりやすい・・・(^^;

で、素人見には・・・レコード盤の溝の形状をスタイラスでなぞり、その動きを電気信号にするのがカートリッジの役目なので・・・スタイラスの直上に振動を電気信号に変換する機構を持つと言うのは、確かに効率がいいだろうと思えるわけで・・・

それゆえ、このダイレクト○○方式に興味があるわけでして・・・

気持ち的には、昨日お話しの最後に書いた通り・・・30年も前にビクターが一度は製品化してたんだから・・・今なら、もっと確実で安価に実現出来てもいいんじゃないのかな?って思ってしまうのは素人考え?・・・(滝汗

ま、そんな現実的な夢のような製品が登場することを願いつつ・・・頑張れFIDELIX!(^^;

audio-technicaさんの製品紹介が終わって・・・ここからは、山之内さんの時間・・・

山之内さんは、昨年のミュンヘンのオーディオショウにaudio-technicaさんが出展してて、その試聴室でこのカートリッジの音を初めて聞かれたと・・・

で、やはりメーカーさんから製造の困難さの説明を聞かれ・・・マイクを製造しているメーカーゆえ、今の時代でも製造できたんだと思ったと・・・それでなくても、今の環境状況の中では、このようなフラッグシップ機を開発して製品化するのは並大抵ではないとも・・・

で、それじゃあ実際の音を聞いて見ましょうと・・・

まずは、ロッシーニの序曲集で、指揮はカルロ・マリア・ジュリーニで・・・1960年代の録音を昨年リマスターされてリリースされた45回転2枚組の盤から・・・泥棒かささぎ序曲を・・・

この盤は、この演奏がLPの片面いっぱいと言う非常に贅沢なカッティングで・・・ステレオ録音の初期のものだが、解像度、情報量の点で、今聞いても遜色ないレベルと・・・

ほう、なるほど・・・鮮度感もあって非常にはっきりとしたクリアな音で・・・ただ、初めて聞く盤ですし・・・やはり最初に感じたとおり、聞き比べでもないし、元々のシステムのサウンドを知っているわけでもないので・・・

σ(^^)私には、カートリッジのポテンシャルを感じることは・・・(滝汗

と、山之内さんから解説が・・・最後のところでも、小さい音から大きな音へだんだんクレッシェンドして行くところ、ゆっくりだけど大きくなっていく演奏は、ロッシーニがよく使うんですが・・・このだんだんフォルテになっていくところで、ダイナミックレンジの大きさが分かり・・・トロンボーンとか小太鼓が小さい音でエコーのように鳴る部分の強弱の表現の幅の大きさや・・・SNの良さでサーフェスノイズやモーター音、スクラッチノイズなどがほとんど聞こえない・・・この辺り、アナログも進化しているのがよく分かる・・・ましてや、このカートリッジはよく分かると・・・

【この日の機材】3154-02
3154-02当日の機材

っと、ここでシステム紹介が・・・ターンテーブルがトーレンスTD-550でアームがSME309をRCAでアキュフェーズのフォノイコC-37へ、プリアンプC-3850、パワーA-70、SPはソナスファベールのオリンピカで・・・今日のダイレクトパワー方式を聞くには丁度いいのではないかと・・・

えっ!そうだったんですか(@@;・・・出し切るより綺麗に聞く方向かと・・・(滝汗

じゃ、次は同じ年代の録音のJazzをと・・・キャノンボールアダレイのサムシングエルスからタイトル曲を・・・

持って来たのは録音から10年後くらいに普通に買ったレギュラー盤です・・・マスターやプレスの違いを聞き比べるのもアナログレコードならではの楽しみ方かと思いますが、その辺りは後に・・・

この盤では、楽器のセパレーションや実在感を・・・50年代からのブルーノートの録音では傑出した録音なので・・・特にこのカートリッジは音が出る瞬間の立ち上がりが非常に早いので、音が出る瞬間の楽器それぞれの違いがよく出るので注目して聞いてくださいと・・・

お、なるほど、ホーンドライバーで聞くダイレクト感と言うか明晰さみたいな感じが・・・

で、曲が終わって山之内さんから・・・マイルスデイビスのトランペットの音色がクリアに入っていますね・・・これは、このレコードをこのシステムでかけたからと言うところも少しあると思います・・・最近のCDで聞くともう少し太いけど、正直言えば少し滲んだ音になっているかと思うんですが・・・それはマスタリングによるものだと思う・・・ヴァンゲルダー自身の作る音も変化していて、この録音のころはわりとクリアだったと・・・

それと、スタイラスの上にコイルを置くことで、カンチレバーの固有音(パイプ形状などは特に)が感じられなくなていて・・・空芯コイルで0.2mVの出力でも、ソリッドステートのフォノイコでSN上の問題もなく、スタイラスの上に発電機構を置いた効果が音でも感じられると・・・

じゃあ、つぎは少し時代が新しいモノをと・・・

っとっとっと・・・あれれ?こんなにゆっくり書くつもりではなかったのですが・・・今日はここで時間切れに・・・なので、つづきは明日・・・(滝汗

と言うことで、いつものように、余り期待せずに、お楽しみに!

デハ ^^)/

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