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【2044】140209 京都のまつ邸訪問(3)アライメント調整されたサウンドは?・・・(^^; 

さて、市販SPを土台に、ご自身のイメージを実現すべく、求めるサウンドを奏でてくれるユニット選びも佳境?に入られた京都のまつ邸へお邪魔して・・・その経緯や、そため必須となるタイムアライメントの調整のお話に、興味津々・・・

ユニットを入替えての調整に、以前は3ヶ月くらいかかっていたものが、今は、アナライザでの測定結果を元に設定した後、微調整をする程度で、落ち着くところへ落ち着かせることが出来るようになって来たと・・・

っと、話ばかりでも、なんなんで・・・ちょっと、お薦めのものをと・・・

かけられたのは、フォープレイのベスト盤から、5曲目のチャントを・・・

【フォープレイのベスト盤】
2044-01フォープレイのベスト盤

おお!なるほど・・・やはり見た目のJBL 4350Aとは、全く違うサウンド・・・

鮮度高く、明るく軽快な雰囲気が、音の傾向としてはオリジナルと似てるかも知れませんが・・・まず中域~中高域の透明感や抜けの良さが大きく違うところ・・・魅力的な刺激と裏腹に、荒く、きつく耳に付きやすい部分が、微塵も感じられない・・・

それに、サウンド空間の再現の仕方が、全く違う・・・印象では、巨大なバッフルの効果で、メリハリのある圧倒的なパワーを感じるサウンドが、面で押し寄せるような感じを思い起こすんですが・・・こちらは、まさしく現代ハイエンド系と思わんばかりの空間再現・・・

メインの演奏は、中央付近に適度に定位し、それを取り巻くように空間の響きが広がる・・・

何より、バスドラの瞬発力が高く制動が効いた素早い低音・・・速さと、量と、弾力感まで持ち合わせ・・・ベースの音階が埋もれず、低域全体の佇まいが見通せる・・・

この低域を土台に、滑らかな中域、高域をあまり意識させすぎないで、さりげなく、耳に付かずに綺麗に伸びて、抜ける・・・クリアで繊細な音・・・ピアノの打音から響きまでも綺麗に伸びている感じ・・・

なるほど!・・・σ(^^)私のイメージしてた、アライメント調整された大型SPのサウンドと非常に近い印象・・・予想以上だったのは、低域の瞬発力と制動感・・・重さや暗さを、想いのほか感じなかった・・・

っと、Nさんが、以前も聞かせていただいた、甲殻機動隊の曲をとリクエストが・・・

【イノセンスのサントラ】
2044-02イノセンスのサントラ

京都のまつさんが・・・これは訪問先で聞かされたCDだったんですが、アニメだからと馬鹿に出来ないもの凄い録音のものがあるねと・・・自然じゃなく合成なんだけど、合成であるがゆえに凄いところがあると・・・

で、イノセンスのサントラの2曲目・・・傀儡謡 - 怨恨みて散る・・・

おお!・・・これは、このユニットポテンシャルならでは!・・・女性の高い地声を重ねた、めっちゃ高いエネルギーの部分が、荒く混濁して潰れること無く・・・微細に緻密な音の粒子が空間に放出されるようなそう快感・・・オリジナルのJBLでは耳が痛くて絶対に聞けないサウンドを楽々と・・・金属の楽器のシャーンってのも・・・ああ、アバロンの音?(^^;

鳴らすの難しいソースですね・・・普通は、JBLだと耳を塞ぎたくなるんですが・・・

っと、京都のまつさんが・・・長らくJBLの2440のギャーつきに苦労したと・・・Jazzではそれが良い場合があるんですが、クラシックでは、バイオリンが聞けないと・・・ウーファーと高域ユニットの時間的なズレが、高調波として乗ってきて、非常に耳に付くと・・・それを、タイムアライメントを調整していくと、凄くおとなしくなって、逆に物足りなくなるほど・・・

それにしても、この太鼓の低域・・・早いし、軽くて、制動が効いてますね・・・

っと、京都のまつさんが・・・やはり、ウーファーをダブルで鳴らすと、低音がちょっと濁るんですと・・・ベースなんか特に・・・

ライブに行って、ウッドベースが、こんな風に鳴るわけじゃないんですが・・・Jazz好きの人が求める、オンマイクのこの音が出て来ないとと言う音・・・オーディオならではの音ですが、こういう音が聞きたいという音ですと・・・かけられたのは・・・

【デビッド・ゴードン・トリオ】
2044-03デビッドゴードントリオ 

デビッド・ゴードン・トリオのUNDIMINISHEDから、5曲目のキャラバンを・・・

うん、このピアノの艶っぽく綺麗な響き・・・やっぱアキュのキラキラ感とアバロン系のなせる業?のような気がする・・・

で、本命のベース・・・なるほど、どうだ!・・・って見せ付けるリアリティを持たせたブリブリ感(^^;・・・シンバルも柔らかいが出ている・・・パーカッションもそうだけど、ピアノの打鍵時の音の立ち上がり・・・インパルス系のキレが心地いい・・・

っと、京都のまつさんが・・・昔の38cmダブルだと、こういうキレでは鳴ってくれない、もっともたつく・・・それがこういう鳴り方をするのは、1つのウーファーにかける負担を半分にしているから・・・同じ様にドライブして音圧を得るよりは、違う動きをさせて、負担を軽くしてやるほうがいいと・・・

最近のトールボーイタイプは、小口径のウーファーを強力な磁石で動かして、ドライブ力とレスポンスを上げているのは分かるが・・・昔には考えられなかった低域が出てはいるが・・・どっちがいいのか?・・・やはり、馴染んだ38cmダブルのプレゼンスの方が・・・最近の点音源のSPより、バッフルにある程度の面積があった方が好みか?・・・この先のSP製作を見据えると、どちらがよいか?が悩みどころとのこと・・・

っと、サウンドの成り立ちの背景もしりつつ・・・そのサウンドを聞いて・・・

残念・・・まだまだこれからってところですみませんが・・・ご容赦くださいm(_ _)m

ってわけで、つづきは明日・・・いつものように、余り期待せずに、お楽しみに!

デハ ^^)/~

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