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【1956】131116 酒仙坊邸再訪:(3)空気の動きと素晴らしい響き・・・(^^; 

さて、2年振りの酒仙坊邸再訪・・・苦節30年?JBL4350Aで、ついにクラシックも聴けるようになったとのことで、そのお披露目オフ会の様相を呈してきたわけですが・・・

確かに、綺麗に心地よく響き広がるソプラノを聞いても、ハリーベラフォンテを聞いても・・・まさに、ホールの包み込まれる響きの中で、極上のコンサート体験をしているようで・・・

っと、そうそう、機器構成への補足と言うか、このサウンド実現のための、その他の拘りのポイントについて、酒仙坊さんから、初日と昨日の日記にコメントをいただいておりますので、そちらもご覧ください >> こちらこちら (^^

っと、さてさて、CD再生でJBL4350Aが鳴るようになりましたって、お披露目サウンドを聞かせていただいたわけですが・・・

おつぎは、酒仙坊邸の特徴のひとつであるBS録画からのお宝ソースを・・・

まずは、チェロ?いやコントラバス・・・ボッテシーニの二重奏曲・・・

ボウイングの細かな音が苦も無く聞こえると同時に弦と胴の深い響きとその響きが、ホールの響きとなって綺麗に部屋中に広がって・・・まるでそのホールの響きに包まれているような心地よい雰囲気・・・

ま、映像で見る通り、ステージの演奏者の前と天井の方でもホールの音を録っているみたいなので、こういう雰囲気なにるのでしょうが・・・それが映像で見えるのがいいですね・・・

パナのレコーダーからのデジタルアウトからのサウンドが、下手な加工も一切無く、非常に鮮度の高い再生を聞かせてくれるんですよね・・・ホントに日々お宝ソースが増えていくって感じでしょうね!・・・

と、酒仙坊さんが・・・コントラバスは、バイオリン属と違ってビオラダガンバの流れを汲む楽器で、ボウをアンダーハンドで持つし、弦は4本で調律が3度で、などなど・・・(^^;

っとここで、大さんが・・・クラシックでは気にならないんですが、さっきのピーナツベンダーで、微妙にリバーブがかかっているように聞こえるんですが、これはどこで?・・・との疑問が・・・うん、ホールの響きとしては心地いいんですが、JazzバーやJazz喫茶くらいの箱でのライブ感覚で聞くと、気になるってことですね・・・

これは、最初、σ(^^)私も、ひょっとするとパナのレコーダーの音響効果が入ってるからかな?って思ったんですが・・・CDでもそう感じる部分があるので、他のどこかで・・・?

っと、おつぎは、同じくBS録画からフルオケを・・・

うん、この各パートの演奏が混濁せずにキッチリ見渡せるのは・・・うちでもSPリベラメンテの効果として、ビックリしたところ・・・最後のグランカッサの湧き上がり包み込まれる低音なんて、大抵はどろどろで団子になっちゃうところなんですが・・・ホント、気持ちよく鳴るんですよねえ!しかも、これがJBLで鳴ってるってのが・・・(^^;

で、今のはシンガポールのホールで、響きがあまり・・・これが、ホールが良いと・・・と、ルツェルンのコンサートで、ブルックナーの交響曲5番、変ロ長調を・・・

おお、冒頭の暗騒音の空気の動き・・・コントラバスのズーン、ズーンってホールを回りこんで伝わる低音・・・

っと、酒仙坊さんが・・・こういうのが前は出なかったんですよと・・・

なるほど、クラシックを生で聞きに行った時のシンとした中で、極低音が、小さな音で鳴っても、ホールの床や壁に沿って来るかのようにして伝わって来る低音・・・

ホールの生演奏で感じる空間の響きと包まれ感が出ると、ホントに心地良く、演奏のスケールがグンッと広がりますね!・・・これにつづく金管の咆哮が耳に付くことも無くパッと鳴り響き、バイオリンの繊細な響きへと・・・意識を持っていけば、この演奏の個々の部分と全体の雰囲気のどちらも聞けるって言うのが凄い!・・・恐るべしSPリベラメンテ・・・

と、酒仙坊さんが・・・30年前、選択肢の中から、こういうブルックナーの演奏を聞きたくてこのJBLを選んだんですが、ようやく、今にしてこの音が鳴るようになったと・・・アンプ遍歴もかなりのものだったそうですが、結局、ピアレスのトランスを積んだビンテージに落ち着いたとのことで・・・この30年の歩みは、石から管球まで様々なものだったと・・・

まあ、それが、ここまで鳴る・・・クラシックが聴けるまでになったわけですから、それは、喜びもひとしおでしょうね!(^^;

っと、ここでM谷さんから・・・このJBL4350Aでも、酒仙坊邸のBSが素晴らしいってのは、よく分かったんですが、もう一度、CDでクラシックを聞かせてくださいとのリクエストが・・・

で、かけられたのは・・・多分、Jordi SavallでTobias Hume: Musicall Humorsかな?

いやあ、何とも生々しいボウイングと、それから続く深く綺麗な響きが素晴らしい・・・小楽器のビオラダガンバだそうで・・・

っと、同時に、大さんとσ(^^)私は・・・このホールの響きはBSの系統だけじゃなかったんだと・・・これは、何の効果?どこで?元々?・・・

【ビオラダガンバの演奏:BS録画より】
1956-01ビオラダガンバのBS録画

こちらが、BS録画での再生・・・なるほど、非常に似ていますね・・・BS録画の方が、より空間の雰囲気がよく分かって心地良いですね・・・

Aさん、M谷さんから、ホントに豊かな音が出てますねと、絶賛のコメントが・・・

と、酒仙坊さんは、付け加えてるんじゃなくて元々入っていた音が出て来ているんだと・・・この演奏を、実際に生で聞いて来て、CDとBS録画とを聞き比べながら、どうやれば、生に一番近い音になるかということをやっていると・・・

なるほど・・・このあたりが、聞くところの違いで、受け取り方が変わってくるんですね・・・これは、非常に興味深い点ですね・・・

っと、面白いところ真っ只中なんですが、今日はここで時間切れ・・・

ってわけで、つづきは明日・・・いつものごとく、余り期待せずに、お楽しみに!

デハ ^^)/~

コメント

音の群遅延、群速度、位相速度、唸りの関係

音に揺れを感じるということですが、なかなか理解されにくいのでもう一度説明いたします。詳しくはダイナベクターの創始者富成博士(都立大学の教授もされていた)の音の群遅延、群速度、位相速度、唸りの理論の要約をご覧ください。
http://www.dynavector.co.jp/dvssp/index.html
平たく言えばコンサートホールのような閉空間では唸りが生じるということです。これを電子回路で実現したのがダイナベクター社のスーパーステレオプロセッサーです。ダイナベクター社から富成博士の論文集をいただいて読みましたが、かなり難解です。
このスーパーステレオの実践者であり、さらに発展させたのが平本式スーパーステレオで平本氏のHPであるステレオホールもご参照ください。平本氏のシステムを実際に聴かせていただきましたが、電子技術者であった氏がTADのマルチアンプシステムを測定技術を駆使されてユニット間の位相を精密にコントロールされており、まるでホールそのものでした。
http://homepage2.nifty.com/stereohall/index.htm
以上のような難しい理論まで言わなくても、部屋の空気が振動すれば、壁が振動しています。振動している壁から反射音はドップラー効果により、元の周波数からいくばくか±の周波数で振られ、それらは互いに干渉して唸りを生じることは容易に想像できます。
こういった効果がどのくらい音に影響しているか、簡単に分かるのは、BS放送のウイーンフィルの演奏の本拠地の楽友会館大ホールとサントリーホールでの演奏の録画で分かりますし、ベルリンフィルのヨーロッパコンサートでホールを替えて演奏している録画でも分かりますし、N饗の演奏をNHKホールとサントリーホールで比べてみても分かります。
一時期、スーパーステレオを実践していてそのレポートをダイナベクター社のHPのユーザーレポートのページに投稿させていただきました。
その後、位相特性の良いFALのスピーカーの導入、良質なGPSクロックの導入によりスーパーステレオプロセッサーの助けを借りなくとも、お聴きいただきましたようの元の音源に入っていた自然なホールトーンが再現できるようになっており、現在はスーパーステレオを外しています。そのうち現状でスーパーステレオを付加すればどうなるか試してみたいと思っております。
なお、こういったホールトーンの再現は直接音を浴びるように聴きたいというJazzの愛好家、個別に録音して合成する音楽や打ち込み音楽の愛好家には無縁のものと思われます。聴き方というよりは音楽の成り立ちに関係するものと言えましょう。

Re: 音の群遅延、群速度、位相速度、唸りの関係

酒仙坊さん、コメントありがとうございますm(_ _)m
今回のσ(^^)私の気付きは、恥ずかしながら、ご説明いただいている深いレベルでの話ではなくて、単純な気付きと疑問を持ったと言うだけでして・・・(恥
酒仙坊さんの目指されるコンサートホールで実際に聴いたイメージを、まさに眼前に再現する素晴らしいサウンドを否定するものでもなく、疑問を持つものでもないのです(^^;
σ(^^)私自身の気付きについて、まだこの先をお話できる知見を持っていないので、もう少し今回の気付きと疑問を確かめて行きたいと思っているところです(^^;

当方も非常に久しぶりの大好きな酒仙坊さん宅の音、堪能させていただきました。

リベラメンテ総導入で大きく変貌・進歩したとはいえ、相変わらずFALは心地良かったです。
特筆すべきは、酒仙坊さんの言われているようにJBLの変貌ぶりであり、猛獣(JBL4350)の飼い慣らしに成功したサーカス団長(酒仙坊さん)のように思いました。

包まれるような豊かな音と合せて、直接音も生々しくスッキリ美しく、見とれるような魅力的な音で、これ以上求めるものは何も無いんじゃないか、と聞き惚れておりました。
大きな鍵を握っていると思っていたBS録画のソース以外に、CDでも心地よく鳴っていたのが今回、深く印象に残りました。

当日は、当方の表現が適切ではなく、うまく伝わらなかったようで、すいません。
響きを美しくして、聞き心地よくホールトーンの雰囲気を醸し出しているのが、若干感じた暖色系の間接音が鍵を握っているのかな、と駄耳の当方には感じた次第です。

ご存知の通り、口下手ですのでご了承いただけたらと思います。

追加説明

好き嫌いとか、良いか悪いかというような問題ではなく、普段それほど聴かれない曲で音の揺れを感じられたMt.T2さん、大さんはさすがだと感服してその理由を説明しようとしました。さらに言い足らなかったことを補足いたします。
本日、地元のホールの市民のためのオルガンコンサートに行ってきました。ペダルの領域の低音の持続音はブルブルというような体に響く揺れを感じます。これは1秒間に数十回の空気の振動の強弱(最低音は16Hz)を体感しているからです。こういう持続音は速いリズムを刻むJazzにはあまりありません。
それと音律の違いの問題があります。このホールのオルガンはスイスのクーン社製で調律は440Hzの平均律です。単音ではそれほどでもないですが、和音になるとわずかなピッチの揺れを感じました。例えば、純正律やピタゴラス律のピッチではドとソは2:3の比率ですが、平均律では2の12乗根で刻みますからドとソでも倍音レベルで厳密には協和しません。ブルーノートではさらに大きくずれていますから、協和の美しさと言う概念自体が崩れてきます。基音が整数比にならないと低次の倍音間でのずれが大きくなり、そこに差音が発生して唸りが発生します。持続音では振動の強弱に加えて唸りが加わって耳についてきます。速いリズムを刻むJazzにはこういった差音由来の揺れは気にならないのではないかと推測します。つまり音楽の成り立ちが違うということはこういうことがいろいろあるということです。さらに、ホールのつくりやマイクの立て方も大きな要因ですので、音の変化イコール装置やケーブルの問題と短絡させない方がいいと思います。ちなみに、新製品が出るとすぐに音作り云々の評が出てきますが、インフラノイズの製品に限っていえば、生演奏とBS録画の再生の比較の経験から、今まで何らかの要因でマスキングされていた音が検知されるようになったという感想を持っています。
なお、GPSクロックとスピーカーリベラメンテで低音のクオリティが改善されたのは、倍音まで正確に出るようになり、倍音構成の精度が上がってミッシング・ファンダメンタルが出てきたのではないかと推測しています。JBLでは発振器を使って16Hzまで出ることを確かめていますが、FALはf0(エフゼロ)が27Hzですから、それほど重低音に強いスピーカーではありません。その割にまあまあの低音感を感じられるのはこういったことではないかと推測しています。スピーカーリベラメンテの効果に関しては、余分なLC成分がないため、伝送特性の精度が向上しているものと推察していますが、確たる証拠はありません。

大@神戸さん、すみませんm(_ _)m
真意を汲まずに、言葉尻だけいただいて書いちゃって・・・(滝汗

最近、おさらいと言う位置付けのためか、ついつい自分の興味や疑問のみに走っちゃう事が多くて・・・
σ(^^)私的には、新しい気付きだったわけで・・・今日の日記の冒頭に、ちょっぴりその辺を書きました(^^;

Re: 追加説明

酒仙坊さん、詳しいご説明をありがとうございますm(_ _)m
理屈の部分は、なんとなくの認識はあるものの、理解となると・・・
ただ、今回のSPリベラメンテにおいては、楽器の響きやホールホーン、それらの織り成す響き?が、総じて非常に分かりやすく・・・ズレた響きの調律をして聞かせてくれるような印象を持っていましたが・・・
酒仙坊邸のサウンドでは、暗騒音やホールの空気のうごめき、弦楽器の響きの艶やかさや、ホールトーンとのハーモニーなど、より一層その響きの存在に気付かせてくれたと言う驚きが大きかったわけです・・・
ってわけで、今のところ、これまでこのような響きを意識せずに聞いていたソースにも、意識してなかっただけで、入っているかも?・・・これはちょっと意識して聴いて見ようかな・・・って感じになっています(^^;

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