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【1517】120804 お待ちかねのインフラノズCCV-5の試聴イベントへ(1)・・・(^^; 

ってわけで、クロックレシーバーのCCV-5って言う、インフラノイズの新製品のデモを聞きに行ってきたのですが・・・

試聴室に入ると、既になにやら鳴っていた・・・ピアノ伴奏でチェロが・・・っと、男声の歌が・・・めっちゃ古そうな録音・・・でも、結構朗々と歌う声と、深いチェロの音色、エネルギー感・・・モノラルだし、スクラッチノイズの音からすると、どうやら、SPレコードの音かな?

あれれ?見渡しても、レコードプレーヤーも蓄音機もない・・・ああ、SP盤の音をCD-Rにでも録りなおしたものを再生してるのか!・・・結構、雰囲気出てるなあ・・・(^^;

っと、興味深く聞いてると・・・後から来られた大先輩風の2人の方が・・・酷い音だねえ!・・・歪んでるし、酷いね!・・・っとの会話を・・・

あちゃ~(^^;・・・そりゃまあ、音の良く鳴るリクロック機?の製品の試聴会なんて、コアなオーディオファイルしか来ないでしょうから、この選曲をそのまま鳴らしたら・・・一体何が凄いか分からん!って人もいらっしゃるのは仕方ないでしょうね・・・(^^;

すると、インフラノイズの秋葉社長が・・・まだ、始まる前ですが、聞いてもらってるのは、全部SP盤の音で、SP盤でも、これだけのものが入っていると言うことです・・・との説明が・・・

っと、件のお2人・・・今更、SPなんて聞きたくないし・・・こんなんで、CDの音がホンマに良くなるんか?・・・こりゃ、さっぱりあかん!・・・と厳しいお言葉が・・・(汗

う~ん、σ(^^)私的には、SPの音をデジタルにして鳴らして、これだけ鳴れば凄いと思うんだけど・・・σ(^^)私は、既にGPS-777も使ってるし、完全にバイアスかかってるからそう思うだけなのかなあ?・・・で、ちょっと、σ(^^)私自身、浮かれすぎなのかと思って、冷静になって・・・

【いよいよ試聴会がスタート】
1517-01いよいよ試聴会がスタート.jpg

っと、程なく試聴会がスタート・・・

まずは、機材の説明から・・・

<使用予定機材>
 クロックレシーバー:インフラノイズ・CCV-5
 ワードクロックジェネレーター:インフラノイズ・GPS-777
 CDトランスポート:CEC・TL-3N
 DAC:パーツコネクション 型番不明
 SACDプレーヤー:アキュフェーズ・DP-700
 プリアンプ:ボルダー・model810
 パワーアンプ:ボルダー・model850
 スピーカー:B&W・800Diamond
 
【今回の機材】
1517-02今回の機材.jpg

いやあ、凄いハイエンド機器ですね・・・結構、音の違いをあからさまに出してくれそうな感じの機材ですね・・・秋葉社長の説明でも、特にSPは、モニターSPで、良い音で鳴らそうとか、音楽的に鳴らそうとするために作られたものではないので、非常に鳴らすのが難しいSPで、ちょっとでも間違った鳴らし方をすると、そのままに出てくるとのコメントに納得・・・(^^;

ただ、プリ~パワー間のインコネには、インフラノイズのリベラメンテが付けてあるとのこと・・・どうやら、さっきのSP盤の音なんか聞くと、既にこのリベラメンテの効果が出ているような気も・・・(^^;

で、TL-3Nに2~30年前のパーツコネクションのDACを使った送出し系と・・・アキュフェーズのSACDプレーヤーは、デジタルの入出力を持っていて、個別に使えるとの事で、この間に今回の新製品CCV-5を入れたり、外したりで、比較試聴が出来るとのこと・・・

で、TL-3Nに2~30年前のパーツコネクションのDACでも、クロックを入れることで、そこそこ聞こえるんだと言うところを聞いてくださいとの事らしい・・・(^^;

軽自動車にハイパワーエンジンを載せて、ベンツやフェラーリをぶち抜けるか?って実験とのこと(^^;

ってわけで、まずは、TL-3NとパーツコネクションのDACの送出し系統で、GPS-777のクロックを供給したCCV-5をTL-3NからDACまでのS/PDIFの間にかましての試聴・・・曲は、マリアカラスのカルメン

まずは、TL-3N系統で、外部クロック供給あり・・・

冒頭の、フルートと、弦のピチカート・・・高いSNが増して、凄く緻密に、個々の楽器がそれぞれ鳴っているような分解能・・・弦のアンサンブルの強弱が分かりやすい・・何より歌が気持ちよく前に張り出して良い感じ・・・普通ならきつくうるさくなる所も難なく再生・・・

で、次は、同じ曲をアキュフェーズのSACDプレーヤーで、外部クロック供給無しで再生・・・

ああ、こんなに違うの?・・・なんだか、物凄く柔らかく大人しい・・・眠い音に聞こえる(^^;・・・でも、全体には、上手くバランスが取れてる感じで、美音系で綺麗に聞こえる・・・低音の解像度は、そこそこ高そうだが、少し緩い感じに・・・で、マリアカラスの歌が、何だかずいぶん細くなった気が・・・SPの口径が少し小さくなったみたいな感じがするなあ・・・それに、大人しく聞こえたものの、何だか煩く、高く強く歌っているところでは、耳に結構きつく聞こえる・・・最後の方の強奏部分は、特に、解像度は高い感じはするものの、耳にはキツイ(^^;

ってわけで、冒頭から、外部クロックを入れて、CCV-5がどれ程効果があるのか?ってのが、非常に克明に聞こえてきた感じ・・・

じゃ、次は・・・っと、残念、今日はここで時間切れ・・・

毎度中途半端ですみませんが・・・つづきは明日・・・

いつものごとく、余り期待せずに、お楽しみに!

デハ ^^)/~

コメント

パーツコネクションのDAC

パーツコネクションのDACは当時安くて音の良いDACということで入門用に人気がありました。型番はDAC2.6とかDAC3.0とか、改良の積みかさねで型番が変っていました。小生もキットを組み立ててDAC-1が入ってくるまでは現役でした。確か5万円くらいで、キットとは言え、基板が仕上がっていますので、ものの30分もあれば完成したと記憶しています。ディジタルケーブルで音がどれくらい変わるかとか、良い勉強材料でした。
それにしても、マランツ、スチューダーなど古今の銘機を研究し尽くしたという秋葉社長がこんな古いものを持ち出してきてアキュフェーズと比べてみようとは、ちょっとやり過ぎではないかと危惧しましたが、結果はMt.T2さんの次なるレポートをお楽しみに。

試聴会のリポートは雰囲気が伝わってくるるようでさすがです。SPレコードに対するオーディオマニアの反応は理解できます。私の兄も
クレデンザでお客様に聴かせるとさまざまの反応があるよと言ってました。アカペラのコーラスの現役である人なのにSPの音に
全く興味をしめさない人。すばらしいと絶賛する人。雑音があると言うだけの人。ジャンルを絞ったクラシックという音楽の範囲でもこんなものらしいです。絶賛する人はなにか共通点があって、クラシックの弦楽器を演奏する人はほぼ100%が感激する。
ギター、ヴァイオリン、チェンバロなどの
製作、修理に関係する人も全員が絶賛。
でもピアノ演奏家、調律師は半分くらい。
オーディオマニアとなるといろんな機器を
持ってる人ほど認めない、雑音や帯域、歪とか言い出すらしい。

これを参考にするとMT.T-2さんは音でなくて音楽を聴くオーディオマニアということが証明されていますね。

Re: パーツコネクションのDAC

酒仙坊さん、コメントありがとうございます・・・レスが遅くてすみませんm(_ _)m
そう言えば、一部で胴トランスポートやリクロック、高精度クロックに交換とかマニアックな自作や改造記事がHPにたくさんアップされてましたね・・・(^^;
それにしても、この比較は、聞いてた方々にも良く分かったんじゃないでしょうか?冒頭、ごちゃごちゃ話しておられた方々も、いつの間にか、興味津々な感じになられてましたね・・・(^^;

スタジオマンさん、コメントありがとうございます・・・とっても励みになりますm(_ _)m
SPレコードを聞いての音楽家の方々の反応・・・興味深いですね!
聞きどころが違うと言うことなんでしょうね・・・

絶賛派は、正に、リベラメンテでも感じた、受け取り方の違いに通じるものがありそう・・・
連続する音が出せる楽器と、パルス性の音を出す打楽器の違いが関連してくると言うことでしょうか・・・

立ち上がりのインパクトと、響きの和声の綺麗な伸び・・・
できれば、両立する音が欲しいところです(^^;

立ち上がり

>立ち上がりのインパクトと、響きの和声の綺麗な伸び・・・
できれば、両立する音が欲しいところです(^^;

ここで重要なことは打楽器の出す音には
二種類の音があることです。

ひとつは音程を(ドレミファ)持たない
音。シンバル、ドラム、和太鼓などがあり
アンサンブルには入れません。

もうひとつは音程のある打楽器、ティンパニー、ドレミのある鐘(日本のは音程が
ありません)、打楽器ではないがピアノの
キーのひとつなど考えられます。

だいたいインパクトのある表現では音程
がないのがおわかりになるでしょう。

両立はないものねだりなのかもしれない
ですね。オーディオ以前に演奏とか音楽
の内容とかで解決しないと答えはないの
かもしれません。

録音現場でも打楽器と演奏楽器には
それぞれに合うマイクを選びます。
でもワンポイントの録音では打楽器
だけなら別ですが音程のあるもの、特に
クラシックでは打楽器にあうマイクは
使えません。

録音でもこんなに矛盾があるのですから
オーディオではお望みの両立の夢はたいへんなことと想像します。

Re: 立ち上がり

当のこのサウンドの作成者からも、マイルスがウィーンフィルに溶け込めるか?・・・モダンジャズとクラシックの両方を演奏できるミュージシャンが居ないのと同様・・・万能なケーブルや機材もないと・・・
邦楽や音の世界と、西洋音楽の音の世界は違うと言うこと・・・
でも、やはり、両立は難しいのですね・・・何となく分かる気がしますが、ちょっと寂しいですね(^^;

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