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【1328】120122 GPS-777の個別供給が何故良かったのか?プチ追試・・・(^^; 

さて、GPS-777持寄り拙宅実験オフ会にて、驚く事に、本来、機器間の同期を取るためのマスタークロックを、トラポとDACで、個別に供給した方が、その再生音が魅力的だったという衝撃の結果となった訳ですが・・・一体どうしてなんでしょう?

出来る事なら、その原因を調べ、本来あるべき姿・・・マスタークロックジェネレーター1台からのクロック信号供給で、このオフ会で聞いた個別供給時の再生音が出せるようにならないと、と言う思いはあるのですが・・・

そもそも、一般的な再現性があるのかどうかも分かりませんし・・・その原因がどこにあるのかを究明・検証する測定手段や知識のない素人にには荷が重過ぎる・・・

ってわけで、このオフ会での結果は、事実としての問題提起で、究明と対策は、メーカーや専門家にお願いしたい所ですね・・・(^^;

とは言え、何故なんだろう?という疑問と、1台で同様のサウンドが得られないか?と言う思いもあり、オフ会終了後のこの時、GPS-777を1週間お借りできたこともあり、少々追試を・・・

素人考えで、分岐供給と個別供給の違いは・・・1つは、ケーブル分岐によるインピーダンスの不整合と供給信号の強さ・・・もう1つは、アースライン・・・

この日のオフ会では、1台のGPS-777から、2つの周波数を供給した場合・・・個別供給の時のような効果が得られなかった事から、1つ目の問題は、直接の影響ではないと考えた・・・

で、2つ目の原因・・・1台のGPS-777から、クロックケーブルを分岐してトラポとDACを接続することで、アースラインが繋がる・・・このアースラインの接続が、機器間の電位差に変化を与えたり、ノイズ混入の原因になっているのではないか?・・・って素人予測をしまして(^^;

であれば・・・アースラインの接続をしなければどうなるか?って言う思いに・・・

ってわけで、簡易な実験を思いついた・・・

以前、作ったMJ誌の2011年10月号に柴崎功氏が発表された米ムラタ・パワー・ソリューションズ
の高速パルストランス(DA100シリーズ)を使ったデジタル信号アイソレーター・・・

製作時のお話は、こちら・・・

【1196】110919 NEW実験アイテムの製作:足りない部品を買出しに・・・(^^;
【1198】110919 NEW実験アイテムの製作:それは高速デジタル信号アイソレーター!・・・(^^;

ということで・・・GPS-777で供給するワードクロック信号って、丁度、デジタルケーブルで送るS/PDIFのクロック信号と同じな訳で・・・

そうです!・・・クロック信号に、これを使えば、アイソレートできるんじゃないの?

って言う、毎度、安直な発想で、プチ実験の準備を・・・

【アイソレート分岐ケーブル】
1328-01アイソレート分岐ケーブル.jpg

ってわけで、手持ちの物でアイソレート分岐ケーブルを構成してみました・・・

でも、結局、分岐アダプターが50Ω仕様のものしか手持ちになくて・・・しかも、製作したデジタル信号アイソレーターは、RCAのピンプラグとジャックの構造なんですが、接続する相手機器は、全部BNCジャックでして・・・

てわけで、これまた手持ちのRCA⇒BNC変換アダプタを使うことに・・・おまけに、手持ちは、50Ω仕様なわけでして・・・

で、ケーブル位は、75Ω仕様のをと思ったんですが・・・これで、GPS-777とトラポとDACを接続して見ると・・・トラポがロックしない・・・

で、手持ちの他のRCAケーブルを試した所・・・画像のラインケーブルの時、トラポとDAC共にロックしたと言うわけで・・・

ま、とりあえず、アイソレートした状態でクロックのケーブル接続が出来たと・・・(^^;

当然、接点が増え、おまけにインピーダンスもアンマッチと言う最悪の条件・・・しかも、1つのクロック信号を分岐して供給するので、クロック信号の出力は、半分になってしまう・・・

更に言うと・・・このデジタル信号アイソレーターは、先の実験で、デジタルケーブルに使用した場合、情報量の減少と言う問題があり・・・クロック信号のクオリティーの面でも問題がありそう・・・

なんて、問題めいっぱいのケーブルと言うことに・・・

ですが、一応このケーブルでの効果を確認してみようと、少し聞いてみたところ・・・

澄んだ透明感と各楽器の分離、特に奥行きが出るようになった気がしました・・・

それじゃあ、念のために、アイソレートせず、このアダプター用に製作したジャンパーに交換すると・・・平面的で団子傾向のサウンドになった気が・・・

ただ、残念ながら、このオフ会時・・・GPS-777の2台供給時のサウンドを、センターで聞いてなかったもんで・・・このプチ実験の状態の音とどんな違いがあるのかが・・・???・・・でも、オフ会時に自分がいた場所で聞いた強烈な印象には至ってない気が・・・

なんて、お粗末な結果なんですが・・・アイソレートによる効果は、あるように感じられます・・・

う~ん、オフ会の最中にこれやっとけば良かったかな?・・・でも、条件悪過ぎか・・・

っと、そこで、もう1つの実験を思いついた・・・同時に、新たな指令も・・・

ところが、今日は、これで時間切れ・・・つづきは明日・・・

ってわけで、いつものごとく、余り期待せずに、お楽しみに!

デハ ^^)/~

コメント

クロック実験追試

当方も追試しました。その結果、BNC分岐コネクター(A)とインピーダンスマッチングした分配器(B:注参照)使用の場合と2台のGPS-777のクロックからの個別供給(C)を比較したところ、音質の序列はC>>B>Aとなりました。
   注:http://www.mwave-lab.jp/divider.htm
なお、Aではインピーダンスのアンマッチングが、Bではインピーダンスは整合するものの出力電圧が1/2になり、ロックがかからない場合も出てきました。
さらに分岐で音がよくない理由を確かめるため、オーディオ仲間の協力も得て次のような実験をしました。
BNC分岐コネクター(A)とインピーダンスマッチングした分配器(B)を使用し、2台のCDトランスポートにGPS-777のクロックを分岐供給した結果、単独供給よりともに音質劣化が認められ、接続したままで一方の電源を落とすと劣化した音質が復帰することも分かりました。
即ち、分岐ラインを通じて機器間の相互干渉があるのではないか、相互干渉の正体は分からないが、例えば、Mt.T2さんのご推察のようにアースラインを通じたノイズの交絡が考えられるとの推測がなりたちます。以上から、相互干渉のない分配器が必要、もしくは相互干渉のない回路で複数に供給できるクロックジェネレーターが望ましいということになります。
複数に供給できるクロックジェネレーターは市場にありますので、1台のクロックジェネレーターから複数の機器に供給する場合と複数のクロックジェネレーターから(贅沢に)1台の機器ずつに個別供給することをやってみれば面白いのではないかと思います。


Re: クロック実験追試

酒仙坊さん、こんばんは。
クロックなのにケーブル(インピーダンス)で、全然音が変わっちゃうってのも悩ましいもんですネ(^^;
何とか1台で、2台供給の音に近付きたいところですが・・・信号の質が上がると、より、シビアに聞こえて来るってことなんですかねえ・・・難しいなあ(^^;
デジタルは、対処と効果の関係性がわかりにくいので、一体どうやったら良いか?・・・闇雲にやっても進みませんし・・・フゥ

あれから考えてみました。
GPSクロックは、元を正せばセシウムクロック信号を衛星に向けて飛ばしてそして今度は地上に飛ばしている訳でそして精度の問題で最低でも4基以上受信するのが条件ですが(6基以上受信すると音がかなり良い)
つまりなにが言いたいのは、信号は1つなんですよ。
だから複数使いでも基本的1つなのでは。
これが本当だったら凄いがスタジオエンジニアの方から見ると金がかかり過ぎるなー。
違っていたらゴメン。

追加です。
ケーブルの引回しによる音質の劣化も馬鹿に出来ません。
(1Mと3Mケーブルの比べて差があった為)

青フォレさん、こんばんは。
仰る通り、元は1つですね・・・複数の衛星の信号から専用のロジックで誤差を修正してクロック信号を取り出してるそうですが、その誤差と、その後の機器内での処理による誤差、ケーブル長やインピーダンスの不整合によるノイズなどで起きる誤差・・・同じものさしで測れるれべるなんでしょうか?・・・さっぱり分かりません(^^;
さらには、製作サイドでのクロックの精度以上の精度がいるのか?果たして制度の問題か?質は?・・・既存のCDのデータを製作時の音に戻すには?・・・σ(^^)私のおつむでは、全然足りません(^^;

GPS衛星のクロック

青フォレさんのおっしゃるとおり、GPS衛星のクロックはコロラド州にあるCsアトミッククロックから校正を受けており、それらを受信する地上局(受信機)では精度維持と3次元の位置の特定のため常時4基の衛星の組から受信しています。1組あたり1基ないし2基が予備機になっていますが、これらも受信対象になっているかどうかは知りません。衛星のアトミッククロックはCsおよびRbが使われていますが、いずれもfountain型のようで、ガスセル型のRbクロックとは違う形式のようでレーザー冷却などの方法で精度向上が図られています。衛星の発信回路や受信機ではVCXOやTCXOが介在し、またマイコンによるいろいろな精度維持上のアルゴリズム処理が行われており、飛んでいる衛星や受信機によって精度はかなり変動があります。しかしアラン分散やアダマール分散という安定度の指数によれば、衛星間の変動はあるものの、ガスセル型のRbクロックや商用のCsクロックよりGPSクロックの変動が小さいということが、USNO(US Naval Observatory)のホームページやPTTI(Precise Time and Time Interval)Meeting の講演要旨から伺えます。
   http://tycho.usno.navy.mil/gps.html
   http://www.pttimeeting.org/archivemeetings/
録音側においても有効であることは、CDRレコーダーによるCDからCDRへの焼き付けやTASCAMの携帯型録音機でのWAV録音において、その上流にGPSクロック入力を行うと音質向上が認められることから、プロの録音現場でも恐らくは有効であろうかと推察しております。
BNCケーブルについては、(嫌なことですが)ケーブルによって随分音が変わることを経験しており、現在はイングラノイズ純正のBNCケーブルに落ち着いています。

Re: GPS衛星のクロック

酒仙坊さん、詳しい情報をありがとうございますm(_ _)m
このお話は、今~今後のコンテンツに対してのお話になるかと思いますが、σ(^^)私が悩ましいのは、既に世にあるコンテンツについてです・・・
手持ちのCDを感動的に聞くには、どこまでの精度が必要なのか?・・・それとも質の問題?・・・
それより、どんなコンテンツでも、感動的に聴かせるシステムの方が重要・・・ってことで、σ(^^)私には、まだまだ精進すべきところがあったということで・・・でも、そこが一番難しいんですよね(^^;

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