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【1212】110924 演奏家のいない演奏会スペシャル:ピアソラ~ブラームス・・・(^^;
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さて、今回の演奏家のいない演奏会スペシャルは、2部構成で、1部が波動SPのデモ、2部がミニコンサートと言うことで・・・
2部のミニコンサートの主人公、ピアニストの長谷川美沙さんの紹介を兼ねた、トークショウ?のような形式でスタートした第1部・・・
ここまでで、ちょっとした、驚きと不安・・・話しになぞらえ、こんな風にと、長谷川さんが、軽く弾かれたピアノの音・・・軽く鍵盤に触れる程度に弾かれただけなのに、思いの外大きな音に聞こえる・・・しかも、なんて暖かく柔らかく濃く滑らかな響なんだろう!・・・そう、凄く豊かな響・・・実際の演奏になたら、一体どんな音になるんだろう?・・・
っと・・・あれれ?・・・波動SPの出番が無いぞ?・・・ってところで、ようやく波動SPを使って、2部で演奏される曲にまつわる話をと言うことに・・・
で、今回演奏荒れる曲は、ロマン派から古典まで、遡っていく形で取り上げていきますとのことで・・・今回のテーマは、「挫折」ということだそうです・・・
まず、最初の曲は、アストラ・ピアソラ・・・
森)4歳の時にお父さんの仕事の都合でニューヨークに行って、そこで、いろんな音楽に触れ、アルゼンチン・タンゴを外から見る目を養って・・・再びアルゼンチンに戻って、お父さんの経営するレストランで、バンドネオン奏者をしていたと・・・
古典的なアルゼンチンタンゴは、踊るタンゴ・・・踊るための添え物だった・・・それではあまりにもったいないと、聞くタンゴにしていったんだそうで・・・最初は、かなり批判されたそうですね?・・・
長谷川)そうですね、その当時は、踊れないじゃないかと・・・
森)もともと、タンゴは、結構、猥雑な場で演奏される音楽だったので、そんな所で、新しいタンゴを演奏すると・・・こんな曲、踊れないじゃないか!と、命まで狙われるほどだったとか・・・そんな中、クラシックを勉強するため、パリへ行って・・・そこで、クラシックの先生に、君にはタンゴの血が流れているんだから、タンゴを極めたらどうかと指摘され、アルゼンチンに戻り、タンゴの破壊者だと言われ、挫折をしながら、新しいタンゴを創って行ったということです・・・
森)その中から、今日は3曲選ばれていますが、理由は?・・・
長谷川)単に、私が好きだからという理由です・・・(^^
森)じゃあ、その中から、予習と言うことで、オブリビオン(忘却)を聞いていただきますが、これはどんな感じの曲ですか?
長谷川)これは、イタリアの映画の挿入歌として書かれた曲なんですけど・・・非常に官能的と言うか、セクシーな曲で・・・だけど、どこか物悲しくて哀愁があって、ピアソラの挫折感とか、自分の悲しみと言うのがどこと無く見えてくる・・・なので、人間が悲しみぬいた時には、こう言う音楽が出てくるのかなというイメージを持っています・・・
と言うことで、ヴァイオリンとピアノとバンドネオンとベースで・・・ヴァイオリン奏者がギドン・クレーメルです・・・ちょっと聞いてくださいと、再生・・・
うわ~~!ピアノとベースの響が凄いなあ!・・・う~ん、なるほど、バンドネオンが物悲しいような切ない音色とメロディーで・・・あああ・・・か細い泣き声ようなヴァイオリンの音色・・・
ベースの音は、SPのサイズから充分に鳴らせないところを、波動SPの太鼓的効果?を使って何とか出しているって感じはするものの・・・暖かなピアノの音色や、切ないバンドネオンや物悲しいヴァイオリンの音色は、充分に曲のイメージを伝えてくれて、SPの存在を感じさせずに、音楽を浮かび上がらせる波動SPの良さが充分感じられた気がしました・・・これ、ホールの響に助けられている所も、結構あったのかもしれませんね・・・
っと、第2部ではリベルタンゴも交え、3曲が演奏されますので、楽しみにして置いてくださいと・・
で、年表を少し遡って、次はブラームスの2つのラプソディーですが、この曲を選んだ理由は?・・・
長谷川)もともと、この曲、2つのラプソディーと言う題ではないんですね・・・幻想的な2つの、何か元々そういうので書かれているんですが、小学生位の時に弾いた事がるんですが、その時は、全く意味が分からなかったんですけれども・・・よくよく調べると、この曲は、ブラームスが、思い恋焦がれていた人のために書いたと言うか、献呈した曲なんです・・・愛の形って色々あると思うんですが、ブラームスって、どちらかと言うと、ベートーベンに似てるって言われるんですね・・・ところが、私の中のベートーベンって凄く繊細人なんですが・・・この曲を聞いて、私は繊細さを感じなくて、それより、どちらかと言うと、ピアソラ的に、自分をアピールする・・・凄く、何か怒りだとか、喜びだとか・・・あなったって綺麗だよね!って言うような、どちらかと言うと、イタリア人的な気質があるんじゃないかと思うぐらいの、凄くハッキリしたメロディーが出て来ていて・・・当時は、全くそういうのが分からず、楽譜通りに弾いていたんですけど、大人になって弾いてみると・・・あっ、こんなにブラームスって、自己表現が出来る人だったんだって言うのに気づきまして・・・今日のテーマが、挫折と言うことで、ブラームスも、いろんな意味で挫折をされている方で、勿論、恋に関しても、いくつかの挫折があったと・・・で、今回は、この曲を選んだと・・・
森)ブラームスって結構プラトニックラブと言うか、シューマンの奥さんのクララとずっと1000通くらいやり取りしたのに結婚しなかったという・・・プラトニックラブじゃないかと・・・結婚は嫌だ、自由が良い・・・だけど恋愛はしたいというそんな感じをずっと通していったのかな?羨ましいなと思うんですが・・・この曲を予習したんですが、非常に激しいですよね・・・運命を感じるような曲なんですけども・・・途中、1番だったかな、凄くやさしいメロディーが出てきますが、アレはなんなんでしょう・・・
長谷川)これは、あたしの解釈なんですけども、あの部分と言うのは、多分、自分が恋愛をしていて寂しい時があったんだと思うんですね・・・プラトニックの中でも、そうは良いながらも、誰かと一生いたいという・・・そういう自分へのそういう寂しさの紛らわせじゃないかと・・・そういった自分へのメッセージじゃなかったのかなと思うんです・・・
森)そういう感じで聞いてみてください・・・グッと激しい運命なんだけど、途中で、えもいわれぬ、非常に優しいメロディーになって、また激しくなっていく・・・で、2部と同じ曲を取り上げるのもなんなので、のだめで有名なブラ1を・・・ブラ1にも非常に秘話があって・・・ベートーベンの第10交響曲、運命と良く似ていると・・・要は、苦から喜びに変わって行くというところ・・・4楽章に入って、初めて苦から明るさが見えて来るところがあって・・・ホルンが活躍する・・・アルペンホルンが鳴るところがあって・・・これが実は、クララにささげられた旋律ということで・・・この時、シューマンはもう亡くなっていたんですが・・・このアルペンホルンの旋律を、クララの誕生日にささげたそうです・・・で、その歌詞が凄く情熱的で・・・高い山上で深き谷で、私はあなたに何千回も挨拶する・・・初演の時にクララを招待するんですが・・・そのとき初めて苦から喜びへ変わったところでこの旋律をささげられたら・・・クララはどう感じるでしょう・・
長谷川)シューマンとブラームスは全く正反対の人で・・・シューマンがクララに曲をささげる時に何をしたkと言うと・・・必ずスケールを使うんですが・・・♪タララララララララと目の前のピアノを弾いて・・・って言うのを使うんですが、必ず始まりが「アー」で始まるんです・・・なぜかと言うと、クララのラがAなんです・・・なので、シューマンは、このAの音をクララの音としていたんです・・・これが、隠れたメッセージだったんですね・・・なので、凄く有名なアベックと言う曲があるんですけども・・・♪冒頭を弾いて・・・これも全てラから始まっているんですね・・・だから、これはあなたのために書いた曲ですよと言うことで・・・そうやって見てみると、ラから始まる曲が多いんです・・・なので、ブラームスは、言葉でグラッと来るようなことを言うんですけど、シューマンは、そうじゃなかった・・・なので、クララは、そういうところに・・・(^^;
と言うことで、第4楽章の最初の5分程を聞いていただきますと再生・・・演奏はウィーンフィルです
ふ~ん、なるほど・・・そんな思いがあってこの曲になってるんだ・・・ああ、このホルンですか・・・おお、ここで喜びに変わるんですね・・・
こんな風に、聞き方や聞きどころをレクチャーしていただくと分かりやすくて、楽しいですね!
っと、楽しくでおさらいしてたら・・・もう時間が!(汗
ってわけで、つづきは明日・・・いつものごとく、余り期待せずに、お楽しみに!
デハ ^^)/~
2部のミニコンサートの主人公、ピアニストの長谷川美沙さんの紹介を兼ねた、トークショウ?のような形式でスタートした第1部・・・
ここまでで、ちょっとした、驚きと不安・・・話しになぞらえ、こんな風にと、長谷川さんが、軽く弾かれたピアノの音・・・軽く鍵盤に触れる程度に弾かれただけなのに、思いの外大きな音に聞こえる・・・しかも、なんて暖かく柔らかく濃く滑らかな響なんだろう!・・・そう、凄く豊かな響・・・実際の演奏になたら、一体どんな音になるんだろう?・・・
っと・・・あれれ?・・・波動SPの出番が無いぞ?・・・ってところで、ようやく波動SPを使って、2部で演奏される曲にまつわる話をと言うことに・・・
で、今回演奏荒れる曲は、ロマン派から古典まで、遡っていく形で取り上げていきますとのことで・・・今回のテーマは、「挫折」ということだそうです・・・
まず、最初の曲は、アストラ・ピアソラ・・・
森)4歳の時にお父さんの仕事の都合でニューヨークに行って、そこで、いろんな音楽に触れ、アルゼンチン・タンゴを外から見る目を養って・・・再びアルゼンチンに戻って、お父さんの経営するレストランで、バンドネオン奏者をしていたと・・・
古典的なアルゼンチンタンゴは、踊るタンゴ・・・踊るための添え物だった・・・それではあまりにもったいないと、聞くタンゴにしていったんだそうで・・・最初は、かなり批判されたそうですね?・・・
長谷川)そうですね、その当時は、踊れないじゃないかと・・・
森)もともと、タンゴは、結構、猥雑な場で演奏される音楽だったので、そんな所で、新しいタンゴを演奏すると・・・こんな曲、踊れないじゃないか!と、命まで狙われるほどだったとか・・・そんな中、クラシックを勉強するため、パリへ行って・・・そこで、クラシックの先生に、君にはタンゴの血が流れているんだから、タンゴを極めたらどうかと指摘され、アルゼンチンに戻り、タンゴの破壊者だと言われ、挫折をしながら、新しいタンゴを創って行ったということです・・・
森)その中から、今日は3曲選ばれていますが、理由は?・・・
長谷川)単に、私が好きだからという理由です・・・(^^
森)じゃあ、その中から、予習と言うことで、オブリビオン(忘却)を聞いていただきますが、これはどんな感じの曲ですか?
長谷川)これは、イタリアの映画の挿入歌として書かれた曲なんですけど・・・非常に官能的と言うか、セクシーな曲で・・・だけど、どこか物悲しくて哀愁があって、ピアソラの挫折感とか、自分の悲しみと言うのがどこと無く見えてくる・・・なので、人間が悲しみぬいた時には、こう言う音楽が出てくるのかなというイメージを持っています・・・
と言うことで、ヴァイオリンとピアノとバンドネオンとベースで・・・ヴァイオリン奏者がギドン・クレーメルです・・・ちょっと聞いてくださいと、再生・・・
うわ~~!ピアノとベースの響が凄いなあ!・・・う~ん、なるほど、バンドネオンが物悲しいような切ない音色とメロディーで・・・あああ・・・か細い泣き声ようなヴァイオリンの音色・・・
ベースの音は、SPのサイズから充分に鳴らせないところを、波動SPの太鼓的効果?を使って何とか出しているって感じはするものの・・・暖かなピアノの音色や、切ないバンドネオンや物悲しいヴァイオリンの音色は、充分に曲のイメージを伝えてくれて、SPの存在を感じさせずに、音楽を浮かび上がらせる波動SPの良さが充分感じられた気がしました・・・これ、ホールの響に助けられている所も、結構あったのかもしれませんね・・・
っと、第2部ではリベルタンゴも交え、3曲が演奏されますので、楽しみにして置いてくださいと・・
で、年表を少し遡って、次はブラームスの2つのラプソディーですが、この曲を選んだ理由は?・・・
長谷川)もともと、この曲、2つのラプソディーと言う題ではないんですね・・・幻想的な2つの、何か元々そういうので書かれているんですが、小学生位の時に弾いた事がるんですが、その時は、全く意味が分からなかったんですけれども・・・よくよく調べると、この曲は、ブラームスが、思い恋焦がれていた人のために書いたと言うか、献呈した曲なんです・・・愛の形って色々あると思うんですが、ブラームスって、どちらかと言うと、ベートーベンに似てるって言われるんですね・・・ところが、私の中のベートーベンって凄く繊細人なんですが・・・この曲を聞いて、私は繊細さを感じなくて、それより、どちらかと言うと、ピアソラ的に、自分をアピールする・・・凄く、何か怒りだとか、喜びだとか・・・あなったって綺麗だよね!って言うような、どちらかと言うと、イタリア人的な気質があるんじゃないかと思うぐらいの、凄くハッキリしたメロディーが出て来ていて・・・当時は、全くそういうのが分からず、楽譜通りに弾いていたんですけど、大人になって弾いてみると・・・あっ、こんなにブラームスって、自己表現が出来る人だったんだって言うのに気づきまして・・・今日のテーマが、挫折と言うことで、ブラームスも、いろんな意味で挫折をされている方で、勿論、恋に関しても、いくつかの挫折があったと・・・で、今回は、この曲を選んだと・・・
森)ブラームスって結構プラトニックラブと言うか、シューマンの奥さんのクララとずっと1000通くらいやり取りしたのに結婚しなかったという・・・プラトニックラブじゃないかと・・・結婚は嫌だ、自由が良い・・・だけど恋愛はしたいというそんな感じをずっと通していったのかな?羨ましいなと思うんですが・・・この曲を予習したんですが、非常に激しいですよね・・・運命を感じるような曲なんですけども・・・途中、1番だったかな、凄くやさしいメロディーが出てきますが、アレはなんなんでしょう・・・
長谷川)これは、あたしの解釈なんですけども、あの部分と言うのは、多分、自分が恋愛をしていて寂しい時があったんだと思うんですね・・・プラトニックの中でも、そうは良いながらも、誰かと一生いたいという・・・そういう自分へのそういう寂しさの紛らわせじゃないかと・・・そういった自分へのメッセージじゃなかったのかなと思うんです・・・
森)そういう感じで聞いてみてください・・・グッと激しい運命なんだけど、途中で、えもいわれぬ、非常に優しいメロディーになって、また激しくなっていく・・・で、2部と同じ曲を取り上げるのもなんなので、のだめで有名なブラ1を・・・ブラ1にも非常に秘話があって・・・ベートーベンの第10交響曲、運命と良く似ていると・・・要は、苦から喜びに変わって行くというところ・・・4楽章に入って、初めて苦から明るさが見えて来るところがあって・・・ホルンが活躍する・・・アルペンホルンが鳴るところがあって・・・これが実は、クララにささげられた旋律ということで・・・この時、シューマンはもう亡くなっていたんですが・・・このアルペンホルンの旋律を、クララの誕生日にささげたそうです・・・で、その歌詞が凄く情熱的で・・・高い山上で深き谷で、私はあなたに何千回も挨拶する・・・初演の時にクララを招待するんですが・・・そのとき初めて苦から喜びへ変わったところでこの旋律をささげられたら・・・クララはどう感じるでしょう・・
長谷川)シューマンとブラームスは全く正反対の人で・・・シューマンがクララに曲をささげる時に何をしたkと言うと・・・必ずスケールを使うんですが・・・♪タララララララララと目の前のピアノを弾いて・・・って言うのを使うんですが、必ず始まりが「アー」で始まるんです・・・なぜかと言うと、クララのラがAなんです・・・なので、シューマンは、このAの音をクララの音としていたんです・・・これが、隠れたメッセージだったんですね・・・なので、凄く有名なアベックと言う曲があるんですけども・・・♪冒頭を弾いて・・・これも全てラから始まっているんですね・・・だから、これはあなたのために書いた曲ですよと言うことで・・・そうやって見てみると、ラから始まる曲が多いんです・・・なので、ブラームスは、言葉でグラッと来るようなことを言うんですけど、シューマンは、そうじゃなかった・・・なので、クララは、そういうところに・・・(^^;
と言うことで、第4楽章の最初の5分程を聞いていただきますと再生・・・演奏はウィーンフィルです
ふ~ん、なるほど・・・そんな思いがあってこの曲になってるんだ・・・ああ、このホルンですか・・・おお、ここで喜びに変わるんですね・・・
こんな風に、聞き方や聞きどころをレクチャーしていただくと分かりやすくて、楽しいですね!
っと、楽しくでおさらいしてたら・・・もう時間が!(汗
ってわけで、つづきは明日・・・いつものごとく、余り期待せずに、お楽しみに!
デハ ^^)/~
- [2011/12/01 07:00]
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