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【095】081025 M氏主催QUAD試聴会 -その1-(本気のコンデンサーSP) 

皆さんお待ちかね、お宅訪問シリーズ第5弾!です。

もういい加減にしろよ!とお叱りを受けても、報告せずにはいられません。

完全に「とりはだ」体験!しかも、超・感動の結末!
(まだ今も、ちょっと後の件には、まずかったかな?の思いがありますが。)

いや~!本当に幸せなことです。
帰りの電車でI氏と別れてから、どうにも誰かにこの感動を伝えたくて、電車の中だというのに、周りに人がいないのをいいことに、ヘッドセット使って、すぐさまかみさんに電話しちゃいました。(^^;

と、興奮の状況報告は、一旦このくらいにして、落ち着いて、話を最初に戻します。(^^;


えー、今回の訪問は、お宅訪問と言うには少々趣が異なります。
お誘いいただいたのは、いつもご配慮、ご指南いただいているI氏からなんですが、その最強タッグのもう一方M氏(当実験室にもお越しいただき、先日ハンコック邸にもご一緒したM氏)のQUADのSPを聴く会があるから来ないかというものでした。
なにやら、スピーカー大好きなM氏が、猛集した結果、どうにも自宅に置ききれなくなってあるショップに預かってもらっているとか、心底QUADに惚れて、集めたコンデンサーSPのメンテナンスなどでお世話になっているショップで、試聴会をすることになったとか、出何処不明の怪しい噂を耳にしましたが、ご本人には直接聞けませんでした。(^^;

何となくの印象では、色々スピーカーを集めては聞きまくり、色んなお宅やショップに聞きに行っておられるM氏が、今一番お好きなのがQUADのコンデンサースピーカーで、そんなM氏のオーディオライフのサポートや色んな実験など、一緒に楽しくやりながら、いつも懇意にされているのが、本日お邪魔したショップなのかな? ちがうか?

更に、よく分からないのが、このショップ。表に看板があるわけでもなく、製品が陳列されて値札が付いていたりするわけでもなく、正に、実験工房と言う風情なんです。

当日、約束の最寄駅(今回も千葉方面だったんですが、以前H氏邸にお邪魔して、距離感がつかめていたので、今回はあせりもなく到着)で約束の少し前に到着し、改札の外に出てみると、既に有名なビンテージタンノイ使いのA氏がおられ、ご挨拶していると、程なくAcousticTaoさんが到着、A氏とTaoさんの間でいきなりビンテージオーディオの話が盛り上がり、わけわかめなσ(^^)は、どんぐり眼で口も半開き状態で、意味なくうなずくばかりでした。
と、そこへ本日の主催者であるM氏がお迎えに来てくださったんですが、I氏が電車を1駅乗り越してしまったと連絡が入り、ほんの少し遅れるとのことでした。
すると、ビンテージも含めてめっぽう情報通のM氏が加わり、お3方は、一気に同じ話題で盛り上がっておられました。

そうこうするうち、I氏が到着され、それじゃあということで、本日お世話になる謎の工房のご主人運転の車に乗せていただき、目的の謎の工房へ向かいました。
10数分で工房へ到着し、先に書いた通り、看板のない頑丈そうな鉄筋コンクリートの建物に入ると、正にそこは工房というに相応しい場所でした。
イメージで言うと(行ったこと無いのでよく知りませんが)雑誌で見たことがあるオーディオ評論家だった故、長岡鉄男さんの箱舟のような雰囲気とでもいうのでしょうか?20畳ほど(もっと広いのかな?)の部屋の前方には壁一面に何種類かのスピーカーが並び、その手前に本日の主役、QUADのコンデンサースピーカーがセッティングされ、その前にテーブル、右壁面に様々な機器類、テーブルを囲んで10席ほどの椅子、その背面周囲がレコードラックというような配置のお部屋でした。

【広いお部屋のかなり手前にセットされた ESL63pro】
95-1ESL63pro.jpg

部屋に入るとM氏から工房のご主人(社長)をご紹介いただき、ご挨拶の後、大まかなシステムの説明を頂いて、試聴会がスタートしました。

本日の会の趣旨としては、QUADのコンデンサースピーカーのESL63proを中心に、QUADの再生音を楽しみつくそうと言うもので、既にパワーアンプの405-2が2台待機しており、後からC22とIIも届くとのことでした。

最初は、Audible Illusionsというメーカーの真空管プリ、パワー、プレーヤーは、QUAD66CDという構成で、M氏が何曲かを演奏してくださいました。

【プレーヤー~プリ】
95-2プレーヤーとプリ.jpg

画面一番上がプレーヤー、その下が曲によって一部使われたメリディアンのDAC、その下がAudible Illusionsのプリです。

ピアノやボーカルの透明度も高く、非常に細かな音が明瞭に聞こえる上、何となく不思議な音場空間を感じました。なんと言うんでしょうか、個々の楽器やボーカルは小さく音像が定位しているんですが、演奏全体の雰囲気は何か面で迫ってくるような感じです。多分にスピーカーの形状から受ける先入観の生かもしれませんが。
とにかく、非常にリニアリティが高そうなクリアでストレートな音が気持ちよく、聞き入ってしまいました。

それもそのはず、M氏と工房のご主人は、前日の深夜までスピーカーのセッティングをされ、アンプも含めて様々な組み合わせで調整頂いたそうです。

そして、σ(^^)はいつもの超絶ギターサリオラをかけさせて頂いたんですが、再生直後、弦のひとかきと一叩きの音で納得、満足に達してしまいしまた。薄膜スピーカーならではの繊細さに加え、自然な音のエッジながら、気持ちよく飛んでくるパルス性の音、気持ちよく鳴って欲しいギターの弦の音が、期待通りに鳴り、何より嬉しかったのが、ギターのボディからの低音で、弦のタイトな音に遅れることなく、非常に心地よく鳴っていました。

予想外の低音の迫力に感激していると、M氏から解説があり、パワーアンプはKT88EL34のプッシュプル(だったかな?)で、デジチャンで63ヘルツで切って、サブウーファ(最初の画像の真ん中の箱)を繋いでいるとのことでした。(納得) 
※H20.10.30M氏より情報入手して追記
サブウーファーはENTEC 1000LF をデミアン・マーチン氏(クロスビーオーディオワークス)がモデファイしたクロスビーチューンモデル。


【パワーアンプとデジチャン】
95-3デジチャンとパワー.jpg

既にコレだけの音が出ていれば、もう充分でしょうというような素晴らしい再生音が出ています。
普通の試聴会なら、このまま色んなソースを聞き比べ、その鳴りっぷりを確認するんでしょうが、本日は冒頭に説明を受けたように、あくまでこれは、ウォーミングアップなのです。

コレだけの実力を目の当たりにして、この先があるのかな?と思っていましたが、何の!完全に序の口でした。
少々長くなりましたので、一旦、ここで中断して、衝撃の体験第2波は、次回紹介とさせていただきます。

いつもかみさんから、長すぎて読む気がしないと言われているのですが、某友人から、字が小さくて読めんと指摘され、文字を大きくしてみたら、その長さが半端じゃなくなってしまったので、分割して、少し1話が短くなるようにしたいと思います。 ←違うて!寄り道の無駄話が多すぎるんじゃ!


こうご期待!

デハ(^^)/

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