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【1068】110604 キット屋さんの大阪試聴会(最終話)プッシュプル(その2)・・・(^^; 

相変わらず、こま切れで、延々続いていますが・・・大橋店主のデモ、前半では、シングルアンプの音色の違いを、ヴォイシングチャートを参考に、聞かせてもらったわけですが・・・1曲を聴きながら、次々アンプを切り替えられるので、ついつい、いつもの癖で、目立つ部分の変化にばかり気を取られ、サウンド全体の特徴が掴めない・・・

ウインズタイムでは、SPによるサウンドの違いを聞かせていただいたわけですが・・・こちらは、1つのSPで、何曲か聞いて、別のSPでも、また何曲か聞くという比較で・・・これもですね、同じ曲じゃないので、何となく違うのは分かるけど・・・幸い、自分も持っているCDが何曲かあったので、ザックリの雰囲気は感じられたかな・・・

で、続いて、大橋店主のデモの後半・・・冒頭は、SPの1曲を聞きながら、SPを切り替えていくと言う聞き方・・・こちらは、前半の部で、使われた曲を使って行われたのと、その前のウインズタイムでの印象が残っていたこともあって、ようやく、その特徴が少し分かってきた感じ・・・

やはり、こういう聞き方は、ヴォイシングチャートを見ながら、少し訓練しないと、凡人にはなかなか直ぐには捉え切れないですね・・・

で、いよいよ後半の本番・・・プッシュプルアンプの聞き比べ・・・まずは、ボーカルでの比較・・・

うんうん、前半と同じ曲なのと、響の感じが結構変わるので、前半の時より、σ(^^)私には、違いが分かりやすいかも・・・っと、ここでふと思ったのは、σ(^^)私の普段の聞き方って、音場や空間中心で、楽器や声の音色そのものへの注意が薄いなあってこと・・・

この辺り、音楽の聞き込みが出来ていないことを裏付けていそうですね・・・(^^;

で、ボーカル編を終わって、ここで、大橋店主のコメントが・・・

倍音の出方でもそれぞれで、例えばこの3488SEとSV-4、球は違いますが、同じビーム管のUL接続のプッシュプルで、出力も25W程度で、似たようなものですが・・・3488SEの倍音は、直接的に、第1波がパッと来るが、SV-4の倍音は、もっと間接音的な出方をすると・・・

SPは、キャンバスの大きさから絵の具まで全部がドラスティックに変わりますが、これに比べるとアンプの違いは、SPに比べると些少かもしれないですが、非常に重要なんですと・・・例えば、鳴りの悪いSPに、SV-2(2010)で、高域がホーンのように張り出してくるようになったと言うメールを頂いたこともありますし・・・逆に、アルテックのA7を使っておられる方で、今までキンキンして聞こえなかったのが、2300の2A3にしたら、上と下がバッチリ繋がって、女性ボーカルが最高にってお話ももらったとか・・・

プッシュプルアンプは、響が聞きどころ、大事なので・・・シングルの球の持っている素材感、音色とは、味わい方がちょっと違うのかな?と言う気がしますね・・・

今聞いていただいている音量では、2.5Wですから、皆さんが自宅で聞かれている音量と、そんなに変わらないかもしれません・・・エアボリュームが大きいんで、かなり大きく聞こえるかも知れませんけども、実際は2Wちょっとですと・・・これで、そんなもんですか!ビックリ(@@

次は、どういう風に鳴るか、ある意味挑戦でもあるんですけども、デモ曲リストの8番目、Anima Eterna Orchestraという古楽系のオケです・・・かなり、モダンオケとは音が違って、弦がガット弦で、ボーイングした時の倍音の出方も違いますので、なかなか面白いと思いますと・・・順次再生・・・

(1)SV-2300SE・・・音の強さと低域の量を感じるが、少しこじんまりしたオケに感じる・・・
(2)VP-3488SE・・・おっと、スケールと言うか広がりは変わらないが、更に音が集中して厚く・・・
(3)SV-9T SE・・・うん?少し解れきれずに、ゴタッとしたマッシブな感じに・・・
(4)SV-4アーカイブ・・・へー、こちらは綺麗に解れて広がる・・・美音系の弦の響・・・
(5)SV-2PP(2009)・・・お、上も下も伸びて、広がりも増え、響が綺麗になって、スケールも大きくなったように感じる・・・このゆとりが好きかも?(^^;

次は、編成の違いと言うことで、デモ曲リストの11番目、ハイドンをPrazak Quartetで・・・

(1)SV-2300SE・・・暖かな中域に、余韻も綺麗に聞こえ、広がる感じ・・・
(2)VP-3488SE・・・粒立ちよくなって中域に厚みが・・・重心が少し下に下がった・・・
(3)SV-9T SE・・・中域が明るく軽やかに、倍音も綺麗で聞き取り易い・・・
(4)SV-4アーカイブ・・・豊かな響で空間がゆったり広がる感じ・・・この空間好き(^^;
(5)SV-2PP(2009)・・・ああ、この透明で、上にもしたにも伸びて余裕があって、きれいなエコーと響きの広がりが気持ち良い!・・・(^^;

っと、ここで、大橋店主のコメントが・・・

聞いていてお分かりになったと思いますが、弦の合奏曲は、プッシュプルアンプでは、そんなに違いが出ないんです・・・なぜかと言うと、アンプそのものが持っている響きの部分があるので、お付き合いのあるクラシックの演奏家の方で、弦を聞く方は、シングルを選ばれるのが大半・・・逆に、ボーカルや、音のエレメントの持っているニュアンスの違いみたいなものを聞く方は、プッシュプルを使われることが多いのだそうで・・・バイオリンやチェロの、この人はこういう風に弾くんだと言うところを聞く人は、結構シングルが多いと言う印象をお持ちだとか・・・

次は、ジャズで、デモ曲リストの14番目、エディーヒギンズとスコットハミルトンのエッセンシャルベストから・・・

(1)SV-2300SE・・・暖かで柔らかなピアノに太く艶っぽいサックス、ベースも厚い・・・
(2)VP-3488SE・・・サックスのサブトーンが心地良く、ベースは少し太いか・・・
(3)SV-9T SE・・・中域の響が明るく、中低域は意外に厚い・・・
(4)SV-4アーカイブ・・・芳醇でふくよかな響、サックスも艶やかに、響きが綺麗・・・
(5)SV-2PP(2009)・・・サックスの音の出方に実体感、クリアで深く、綺麗な伸び・・・いいな!(^^;

で、最後は、前半のデモ同様、デモ曲リストの15番目、Dave Brubeck QuartetのTIME OUTから3曲目、TAKE FIVEを・・・

(1)SV-2300SE・・・シンバルが厚く、サックスが張りがあってたっぷり濃く、パッと前に出てくる!
(2)VP-3488SE・・・ちょっと後に下がって、陰りが出た・・・何故か、やっぱりまたチャートと違って柔らかに聞こえる・・・これって粒立ちが良くて滑らかってこと?だからシャープ?
(3)SV-9T SE・・・少し明るく軽やかに中域が抜けるが、演奏は落ち着く方向に・・・
(4)SV-4アーカイブ・・・ベースが深く沈み、響がふくよかに・・・
(5)SV-2PP(2009)・・・シンバルが前に出て、ドラムの張りがハッキリして実体感が出た・・・

っと、最後に大橋店主が・・・2時間15分ほど聞いていただいたんですが、なかなか説明しきれるものではないわけですが、多少でも真空管アンプってこういう風なのかな、自分ちで聞いたのとこういう風にに違うな、思ってたのと、球の音が違ったな、何らか、発見があったら嬉しいなあと思いますと・・・

で、何名かの方に、感想を聞かれ・・・2300が倍音が多くてよかったとか・・・SV-4が渋い音だけど色気があって良かったとか・・・2300のユーザーの方が、SV-4の生っぽさ、人間臭さが良かったとか・・・2300と23が良かったとか・・・まあ、こういう音が良いなあと言うのが見つかれば、自分の目指す音とか目標が少しでも見えればよかったのではないかと・・・

ってわけで、試聴会は終了・・・

う~ん、非常に貴重な体験でした!・・・キット屋さん、どうもありがとうございましたm(_ _)m

困りましたね・・・一番気に入った出音のアンプが、あの巨大モノアンプとは・・・(^^;

でも、それが全てと言う訳ではなくて・・・もっと困ったことに・・・あのボーカルはこのアンプ・・・あのピアノはこのアンプ・・・あのサックスはこのアンプと・・・曲によってこれが良い!ってのが違ったってこと・・・キット屋さんのショールームのごときユーザーさんがいらっしゃるのが、よく分かりました・・・(^^;

それと、うちのサウンドに不足しているものは・・・SPの音も含めて、中域の厚みと濃さ・・・ホーンSPのような張りの良さとぶっ飛んでくる感じ・・・倍音に抱きしめられるような包まれ感・・・耳元で囁きくすぐる様なボーカル・・・天井が無いかのごとく舞い上がり消えていくバイオリンの響き・・・などなど・・・自分のシステムから聞いてみたいサウンドが、いっぱいあったりして・・・(^^;

出来れば、1つのシステムで、そんな音が出せるようになれればと思うんですが・・・

道のりは気が遠くなるほど長いようで・・・まだまだ、右往左往、悪戦苦闘するしかないのでしょうね・・・ま、その過程で、色んな驚きや感動に出会って、目一杯楽しみながら、ぼちぼち歩いて行くことにします・・・

ってわけで、ながなが続いたキット屋さんの大阪試聴会のおさらいは、一旦終了・・・

で、明日からは・・・しばし、拙宅システムでのお遊びのお話に・・・

ってわけで、いつものごとく、余り期待せずに、お楽しみに!

デハ ^^)/~

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