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【009】Ge3推奨、倶楽部員オーディオボード「大地もどき」の製作と導入
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ここで紹介する「倶楽部員オーディオボード」は、現在もGe3から「大地(だいち)」という名前で販売されているブッチ切り性能のオーディオボードの「もどき」です。
「大地」は、地層を見立てたハイブリッドの層構造を持ち、名前の通り、機器を大地に置いたのと同じ振動モードを提供するそうです。これによって「再生装置が安定(安心)して音楽や映像の情報を再生できる」のだとか。
この「大地」の安定感を体験するため、御茶ノ水のオーディオユニオン5階のアクセサリー館では、「大地」への試乗ができます。床と、そこに置いた『大地』の上では、重力感と言うか、何かのエネルギーの流れが違う事が感じられます。これが『大地』の安心感だそうです。
実際、私も試乗したことがありますが、何か巨大な岩の上に立ったようなビクともしない安定感を感じました。
また、「大地」の凄さを示すエピソードとして、地面に直に打ったコンクリートの床にSPを設置していた方が、現在はそのコンクリートの床の上に「大地」を設置してSPを置いているというのがあります。
というものすごいオーディオボードなんですが、私のような金欠サラリーマンには、少々良いお値段がします。このため、SPやその他の機器も含めた複数枚の購入は、やはりはばかられます。
このような背景から、このブッチ切り性能のオーディオボードの素性を少しでも多くの人に分かってもらおうと、Ge3がやってくれました。「大地もどき」の製作方法を公開してくれたのです。
製作は非常に簡単で、20mm厚のシナ合板の上下を9mm厚のSS400の鉄板でサンドイッチしてシリコン系の接着剤で接着すると言うものです。塗装は、トタン用の塗料でオーケーとのことでした。
本物から大幅に性能ダウンしているそうですが、一応「倶楽部員」とのことですし、製品版1枚の費用で5枚程作成できるのは非常に魅力的です。
これは作らないわけには行かんでしょう!
ということで、ネットで21mm厚のシナ合板と9mm厚のSS400の鉄板をポチットな。
ホームセンターで業務用の大きなシリコン系接着剤(スーパーX)を買って来ました。
数日して注文した鉄板8枚が届いたのですが、これがめっちゃビックリ!!
何と、フォークリフト用の木枠に固定され、この枠ごと発送されて来たのです。
運送会社の兄ちゃんが、「あのー、フォークリフトはどこに・・・・・ないですね。」もちろん、ここは工場ではなく普通のマンションですから、そんなものあるはずがありません。
「あのー、降ろすの手伝ってくれませんか?」「えっ!」
40cm×45cmの9mm厚鉄板8枚の重量は、何と100キロオーバー!!
運べるわけがありません。
兄ちゃんとしばし見つめ合い、腕組。
結局、梱包をばらして運ぶことになりました。
バラせば1枚約13キロですから当然運べます。
マンション2階の部屋まで2人でエッチラオッチラ。
何とか部屋に運び込んだものの工作する気力はどこへやら?
おまけに、鉄板が錆びないようにするためか、油まみれ!
しばらく途方にくれていましたが、気を取り直し、13キロの鉄板を1枚ずつ浴室へ持っていって食器用洗剤で洗いました。
洗った8枚の鉄板を、ダイニングで乾かし、一気に別便で届いたシナ合板との接着工程へ突入です。
まずは土台の鉄板の上にシリコンボンドを適量たらし、気持ちの問題でしょうが、本来の製品との性能差を少しでも埋められればと思いシリコンボンドをGe3ボンドにすべく、青Qを数滴たらして塗り塗り!!
(実際の所、良いのか悪いのかわかりませんが、きっと理想的な地層を形成してくれるでしょう)
今度は、その上にシナ合板を乗っけて、位置を合わせ、すぐさままたシリコンボンドを適量たらして、青Qを混ぜて塗り塗り!!
次に、上部の鉄板を乗っけてシナ合板をサンドイッチして「大地もどき」が1枚出来上がり。
これを4枚分続けて・・・・・・・・初日は力尽きました。
翌日からは、塗装です。
ホームセンターで買ってきたトタン用のペンキ(これからは黒がブームになるはずと黒を選択)を、刷毛で塗り塗り。
片面塗って、1昼夜放置。
翌日の夜には、裏返して塗り塗り・・・・・なんですが、重い!!
13キロの鉄板でサンドイッチしたボードは、当然26キロ超!!
本物のGe3の「大地」は、製造時の作業的な理由から30cm×45cmと小ぶりになっているとの説明が身に染みて分かりました。
さて、いよいよ設置です。
必死の重い、正に重いで、アンプの下、プレーヤーの下、SPの下に設置しまた。
なんとも、見るからにどっしりと安定感が漂います。
さて、でてきた音は??
Ge3の製品の多くで発生する現象ですが、設置して3日くらいは、低音が出張してしまうのです。
このため、結構腰高な音です。
でも、中高音は非常に鮮明でカチッとしていて、これ見よがしではなく、非常に自然な音。
なんとも安心できる音世界が広がりました。
数時間後からは、かなり低音も帰ってきて、次第に重心の低いどっしりした音に変って行きました。
いわゆるオーディオ的な快感が得られる変化ではないんですが、視覚的な安心感もあって、とても落ち着ける音になりました。
また、時々、ハッとする生々しさが出始めていました。
- [2008/07/22 07:00]
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コメント
No title
こちらもリンクさせてください。
リンクの件了解です。
実時間とは1年近く隔たりのあるタイムマシーン記事ですが、当面は、Ge3のBBSへの投稿記事の焼き直しなどを書きとめて行きたいと思っています。
こちらも貼らせていただきますので、今後ともよろしくお願いします。
はらせていただきました。
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